二十五層ボス攻略戦上その一
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現在の最前線は二十五層。今回の層はクォーターポイントと呼ばれ、軍の偵察隊によるとボスの名称はザ・ジェミニギガントといい名前の通り二つの頭を持つ巨人型モンスターだそうだ。
会議で出された提案では双方から攻撃し、ターゲットを一点に絞らせない作戦に決定した。
「クォーターボスなんて言うんだ、そう簡単にいくとも思えないがな。」
「今回ばかりはお前に同意だよクラディール。今回のボス、確実に何かある。」
しかし、俺達はビーターである為警告を聞いてもらえずこれといった対策案が無かったので反対が出来なかったのだ。
仕方がない。今回は大人しく寝るとしようーーー
ボス戦例に違わず辛いものだったが、死者も出さず順調にボスのHPを減らして行った。
「いくぞキリト!」
「ああ、言われなくても!」
俺達も前衛に出てボスにスキルをたたき込んでいった。
「スイッチ!」
「閃光」の二つ名を持つアスナのかけ声で一度後ろに下がる。アスナとリリーナの二人は、弓と細剣の連携でボスの二段目のHPを文字通り吹き飛ばした。
「ボスはHPが一段を割ると特殊な行動に出る」というのはもはや暗黙の了解だった。それが、最悪の事態を起こす。
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