強さの基準
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が届かずにナールの強烈なカウンター(膝蹴り)を腹部に喰らってしまった!
ハツキが目覚めたのは、戦いが終わって1分ほどしてからだ。
最初に目に映ったのは、自分の…先程まで自分の武器だった黄金の爪を、ナールが装備し嬉しそうに振り回している姿だった…
次に目に入ったのはリュカの姿だ。
自分を優しく抱き抱え、悲しそうな微笑みを浮かべるリュカの顔だった。
「私…負けちゃったの?」
「………」
リュカは何も答えない…ただ黙って頷くだけ。
「私、負けちゃったんだ……あんな奴に負けたんだ…」
次第に涙が溢れてくるハツキ。
リュカの胸に抱き付いて声を殺して泣き崩れた。
「ハツキ…元気出して…まだハツキには星降る腕輪があるじゃないか。ほら…腕を出してごらん」
負けた悔しさに泣き崩れるハツキを優しい声で励ますリュカ…
この場にいる誰もが、この状況に胸を打たれているのだが…
「おい!何だ、その『星降る腕輪』ってのは?それも特殊なアイテムか?そんな弱い女が持つより、そいつに勝った強い俺様が持った方が有効的だ!それも貰おうか」
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