第11話
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わ。羨ましいの?」
「そりゃあ、リアス先輩みたいな美人に額とはいえ、キスされていたのは男として羨ましいですよ」
「そ、そう・・・・・・(ナギは恥ずかしいことを平気でいうわね)」
僕の返しに、少し顔を赤くしながら動揺した様子のリアス先輩。
「ええと、それにイッセーにこういうことしていたら新人に嫉妬されるかもしれないわ」
動揺を取り繕うようにリアス先輩が言った。
「と、言うことは・・・・・・・彼女が?」
「ええ」
兄さんは何を言っているのかわからないようだ。頭の上に?が浮かんでいる。
「イ、 イッセーさん・・・・・・・・・?」
おお、なにを言っているのかわかるぞ! 後ろから聞こえた声がわかったことがうれしく感じる。
「紹介するわ。新しく私の下僕になったアーシア・アルジェントよ。駒は僧侶だわ」
兄さんはビックリして固まっている。どうやら、アーシアさんはリアス先輩が兄さんの額にキスしたところを目撃したようだ。
「な、なんで・・・・・・アーシアが悪魔に・・・・・?」
「そこはいいじゃない、イッセー」
兄さんはわかっていないようだが、大方リアス先輩が「悪魔になればイッセーとずっと一緒にいれるわよ」とか言ったに違いない。これは確信できる。
「そ、そうですよね・・・・・・。リアス部長は綺麗ですから・・・・・・・」
あーあ。落ち込んじゃったよ。まあ、自分の好きな人が額とはいえ、キスされている姿を見ればそうなるのもわかる気がするが。
「兄さん、何か言いなよ(服、服を見て!)」
最後の方は小さい声で言って、アーシアさんの服装に目を行かせるように言った。
「アーシア、その格好・・・・・・」
そう、アーシアは今、駒王学園の制服を着ているのだ。
「に、似合いますか?」
恥ずかしそうに、兄さんに尋ねるアーシアさん。
「すげぇ! かわいいよ! アーシア、最高だ! あとで俺と写真を撮ろう!」
「え、は、はい」
ちょっと反応に困っているアーシアさん。顔が少し赤い。なんか二人の周りにピンク色のオーラが見えるんですけど・・・・・・・・・。
「(リアス先輩、なんか二人だけの世界に入ってません? あの二人。僕はピンク色オーラを二人が出しているのが見えますよ)」
「(ええ、そうみたいね。見事に蚊帳の外だわ、私たち)」
「(どうします?)」
「とりあえず、私が何とかするわ」
「(おお、さすがリアス先輩! そこに痺れる、憧れるぅ!)」
「(ナギ・・・・・・・それで褒めているつもり? ・・・・・・・まあいいわ)」
二人で、密談をする。内容はこの状況をどうするかだ。
「
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