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古の鉄の巨人を駆る他世界への介入者
弐号機来訪? 少女が知る死の怖さ 前編
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そんなアウルに一人の女性が話しかけた。青と白が目を引くスーツに身を包んだ傾国の美女が立っていた。美しい金髪に凛々しくも美しさと厳しさを兼ね備えた八雲 藍だ。アウルは身体を起こして藍を見上げるようにする

「どうしたのよ藍さん」
「見えてきたぞ、太平洋艦隊だ」

藍が指差す方向にアウルも視線を移すと其処には大艦隊と呼べるものが航行していた。アウルは見え始めた艦隊に興奮しながらどんな艦があるのか数え始めた。

「空母が五隻に戦艦が四隻。その他巡洋艦、駆逐艦、護衛艦、補給艦を含む補助艦艇多数っておいおい豪勢だな。小さな国だったなあの艦隊だけで滅ぼさせるんじゃね?」
「確かにそのぐらい可能でしょうね。正に海上の覇者いわんばかりの迫力と堂々たる航行ぶり。うむ良い物を見られたな」

藍は最後に壮観だなっと付け加えて口を閉じた。そしてイージス艦は艦隊と合流し、アウル達は一旦小型ヘリに乗り、艦隊の司令部となっているオーバー・ザ・レインボーに向った。そしてオーバー・ザ・レインボーのブリッジにて艦長と直接談話する事になったのだが・・・

オーバー・ザ・レインボー ブリッジ

「これはこれは良くぞ御出で下さいました!グライナルリーゼズの皆様!!」

ブリッジに居た艦長と副長、その他の軍人達はアウル達が入るとすぐさま其方を向いて敬礼してから大きく頭を下げたのだ。これはアウルは呆気を取られたのかポカンとしていた。そんなアウルを見て笑いが零れたのは、金髪で男前な顔つきなミゲルであった。

「そのようにしないでください、一時的とはいえ我々は其方の指揮下に入るのですから。まあ、緊急時は独自に動きますが」
「いえ、我々にとって世界最強のグライナルリーゼズと共に航行でき、更に共闘出来るとは。正に軍務に身を置く身としては光栄の極みです!」
「そ、そうですか・・・。申し遅れました、私が今回グライナルリーゼズ隊長から指揮権を預かっている八雲 闇夜少将です。お見知り置きを」

闇夜が自己紹介を始めると藍やミゲルも続いて自己紹介を始めた

「私は旦那さmじゃなくて八雲少将の補佐の八雲 藍准将です」
「私はミゲル・アイマン大佐です」
「アウル・ナンブ少佐です、宜しくお願いします艦長さん」

アウルはちょっとフランクな言い方を混ぜながら拍手を求めると、艦長は笑いながら握手に応じてくれた。

「ご丁寧にどうも少佐、私は艦長のスティーブ・ディルだ。階級は一応少将だがそこは八雲少将と同じだから敬語など使わないでかまわないよ」
「え?いいの?」
「ああ構わんよ。貴方達グライナルリーゼズの活躍には我々も励ませれている。貴方達は我々の希望でもあるんだよ少佐」
「嫌〜そう言われると照れるな〜。それに俺の事はアウルで良いですよ少将」
「では私の事
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