暁 〜小説投稿サイト〜
古の鉄の巨人を駆る他世界への介入者
弐号機来訪? 少女が知る死の怖さ 前編
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
がら、キョウスケにエヴァが輸送中という事実を告げる。キョウスケは水を飲みながら首を動かす。

「確か・・・今度の奴って魚の天使って奴だっけ?え〜っと・・・なんていったけスティング?」
「おいおいしっかりしてくれよアウル。ガギエルだ、ガギエル」

アウルはスティングが使徒の名前を口にすると、それだそれだ!と少し大きな声を上げて水を口にする。スティングは世話の掛かる弟だっと呟きながらスパゲティを口にする。

「それで今度の舞台って海だろ?って事は俺のアビスが十分に活躍出来る舞台じゃねぇか!!なぁなぁ!今度は俺に行かせてくれよォ〜!!」
「おいおい、幾ら海だからってお前だけで行かせる訳が無いだろお調子者」
「え〜?」

アウルは文句を言いながらキラキラと目を輝かせてキョウスケを見つめる。キョウスケは溜息を吐きながら口を開く。

「解った解った、だからそんな目で俺を見るな。今回の戦闘はお前に任せよう、だが幾らお前の階級が少佐でもパイロット一人では対面上良くない。だから今回は闇夜、藍、ミゲルを同行させよう。ミゲルには一応グルンガストを持っていくように言っておく。だがアウル、戦闘の際はしっかりと闇夜と藍の指示に従えよ?」
「解ってるって!おっしゃぁ〜!!今回は海だからやるぞ〜!!しかもミゲルのあんちゃんが一緒だから戦艦守るのに集中せずに戦いに集中できるぜ!!」
「そういう問題じゃねぇだろ・・・」

太平洋上

太平洋上を進むグライナルリーゼズ。その移動に使用していたのは三胴型(トリマラン)船体で設計された大型イージス艦2隻であった。通常のイージス艦と異なると言えば、少々大型しているのと、大型のハッチの様な物があるという点ぐらいだろうか。イージス艦は自足換算で80キロの速度で海上を航行しており、太平洋艦隊との合流を目指していた。今回の目的は、太平洋艦隊の援護と護衛。太平洋艦隊にこの申し出をした所、不服に思われる所かグライナルリーゼズと共に居られるだけで光栄だと艦隊司令から申し出があった。

「あ〜良い風〜♪」

アウルは甲板に寝転がって心地良い潮風に当たって気持ち良さそうな声を上げていた。大海の天使というだけあって海という場所はアウルにとって絶好の場所だ。海ならば自身の実力の100パーセント以上の戦いが出来る。それに、アウルの搭乗機となっている『アビス』は水中での運用を重視されている。ステラの『ガイア』と同じように変形機構を有しており、水中での高速機動戦闘が機能となっている。更にアビスの基本状態は『ガイア』や『カオス』『インパルス』と同じ人型であるため、陸上での機動性も確保されている。

が、今までは出番がなく不満げだったが今回は自分の独壇場とも言える海が戦場。アウルはとても嬉しそうだった。

「アウル、ここにいたのか
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ