第十九話
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夢は霊夢で何故か遠泳をしていた。
「霊夢ぅ、ビーチバレーで遊ばないか?」
「……今忙しいからいいわ」
何か素っ気ないな霊夢……。
「(……誠兄に水着を見られるのは恥ずかしいわよ……)」
「仕方ない、美鈴や霧雨達もやらないか?」
「おーいいぜ」
「やりますよ」
美鈴や霧雨達が集まってくるが……。
「どうした霊夢?」
何故か遠泳していたはずの霊夢がやってきた。
「……私もやるわ」
「え? だってさっき……」
「いいから私もやるわ」
「お、おぅ」
何か押しきられたけどまぁいいか。
「プ、デ霊夢」
「霊符『夢想封印』ッ!!」
「理不尽だぜェェェェェーーーッ!!」
そしてぴちゅられた霧雨であった。
「霊夢、霧雨は何かしたのか?」
「気にしなくていいわ誠兄」
「……そうか」
まぁいいか。
「それじゃあやるぞぉ〜」
俺はバレーの網と棒を出して孝之に作らせた。
「俺が作るのかよッ!!」
「気にするな」
お前は執事だろうよ。さて準備は出来たみたいだな。
「そーれッ!!」
ビーチバレーが始まった。ちなみに博麗組と紅魔組に分かれている。
「パチュリー様ッ!!」
美鈴がトスでパチュリーに上げた。パチュリーも飛翔してアタックしようとするが……。
「むきゅッ!!」
「ぁ〜ぁ……」
勢い過ぎたせいで顔とボールが衝突した。パチュリーはそのまま倒れた。
「パチュリー様ッ!!」
「むきゅ〜」
「こら駄目だな。気絶してる」
てわけでパチュリーが退場して代わりに孝之が加入した。
「ぅ〜、私も霊夢とビーチバレーをしたいわ……」
いやいや、日光に当たると消えるだろ。
「そりゃッ!!」
霧雨がアタックをした。それを美鈴がレシーブで受けようとする。
「あ……きゃッ!?」
その時、砂で態勢が崩れて美鈴の胸に当たって弾みでビキニが取れた。
「オォッ!?」
「み、見ないで下さいッ!!」
美鈴がさっと胸を隠す。ありがたやありがたや……。
「誠兄」
「どうした霊……」
後ろを振り返ると夢想封印のスペルカードを持った霊夢がいた。
……俺死んだかな?
「お、落ち着け霊夢。話せば分かるッ!!」
「問答無用ッ!! 霊符『夢想封印』ッ!!」
「ちょ、ま……アーーーッ!!!」
「……ぴちゅられたな……」
霊夢に問答無用でぴちゅられたのであった。
〜〜その後〜〜
「はい誠さん。例の物ですよ」
「ありがとう文。はいお金」
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