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イナズマイレブンGO AnotherEdition
第1部 シード編
第1話『変わる出会い』
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「めっちゃいいじゃん!あっ、って事は中学は雷門中!?」
「うん、俺ずっと雷門中でサッカーするの憧れてたんだ!早く入学してサッカーしたいよ」
「はは、羨ましいよ」
「君も勿論、中学になってもサッカーやるんでしょ?」
「……!」
その質問の答えに少しだけ戸惑った。でも、今日彼と一緒にやったサッカーが楽しいって事を思い出したら、自然と言葉が出てきた。
「おぉ、勿論サッカーやる。もっと上手くなる!」
「うん!きっとサッカーも喜んでくれるよ♪」
「まーた、サッカーを友達みたいに言う」
「ハハ、それじゃあね!」
「おぉ!それと、ありがと」
「?」
「お前のお陰で何か元気もらえた。また一緒にサッカー出来たらいいな?」
「きっといつかまたできるよ♪」
その少年はまるでそよ風のように自分の背中を押してくれた気がした。名前は結局聞けなかったものの、なぜだか根拠もないのに彼とはまた会えるような気がした。
「また練習、頑張るか!」
後ろ向きな想いは今はもうない、また彼は夜遅くまで練習に明け暮れた。
*
『聖帝、いよいよフィフスセクター活動の開始ですね』
『時は満ちた、と言う事か』
『はい、管理されてこそ誰もが平等にできる。それが創立者である千宮路さんの悲願です』
『分かっている』
ある会話を交わす二人組、スーツをつけ、まるでボディーガードのような格好をした男が聖帝と呼ぶ人物は、クリーム色の髪に青いメッシュ、首に付けたネックレスが特徴的だった。会話を交わしながら歩き続く二人だが、そこへボールを蹴り続けている龍野の姿が視界に入り……。
*
『あれは……?』
『……お前は先に行っていろ」
『聖帝!?』
『直ぐに済む事だ。気にすることはない』
言われるがまま付き添いの男をその場から去っていき、そのまま真っ直ぐ龍野の方へと行き自分の足元に転がってきたボールを拾い上げる。
「?」
「初めましてだな。龍野海君」
「えっ?何で俺の名前を?」
「ニュースで君の事を見た。怪我はもう大丈夫みたいだな」
「は、はぁ……あの失礼ですがあなたは?」
「そうだな……少しボールを借りるよ?」
「え、えぇ」
男はそのまま勢い良くボールを蹴り、蹴りだされたボールは龍野の何倍もの勢いで、そのまま壁に辺り跳ね返ってもスピードは全く落ちてなく、真っ直ぐ戻ってきたボールをそのまま片足でピタリ、と止める。
「!」
「見ての通り、サッカー経験者と言ったとこだ」
本人は軽い様子だが、今のテクニックを見る限りとてもサッカーを軽く齧った程度でできるもので
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