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イナズマイレブンGO AnotherEdition
第1部 シード編
第1話『変わる出会い』
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スで報じられた。路地で起こった暴走トラックによる事件。不幸中の幸いか、重傷者は一名のみで死者ももなくあの場に居たチームメイト達も怪我はなく事件は比較的小規模に収まった。だがその重症者一名と言うのは龍野の事であり、命に別条はないものの大怪我を負い、全治5カ月となった。
*
大怪我を負い、怪我による痛み、そしてそれ以上に大好きなサッカーがプレイできない期間は本人はとても辛かった。しかしお見舞いに来てくれるチームメイト達から送られる「怪我を直して又サッカーやろう」、「いつでも戻ってくるのを待ってる!」という温かい励ましの言葉を心の支えに、辛いリハビリにも懸命にやり抜き、無事怪我は完治し、退院した彼は無事またチームに戻り、サッカー選手に復帰。しかし、彼にとって本当に辛いのはむしろこれからであった。
「いくぞ!海!」
「おぉ!」
いつものように練習。チームメイトからパスが出され、それを取ろうとするもパスされたボールに追いつけず、ボールは取る前にコートから出てしまう。
『あ、れ?』
「おいおい、海!どうしたんだよ?病院で休みすぎたのかよ?」
『わ、悪い。もう一回!』
冗談半分に揶揄うチームメイトの言葉に、頭を掻きがら謝り、もう一度練習するが、それでもまったくうまくはいかず、それはパスに限った話ではない、チーム全員での走り込み練習もなぜか海だけ息の消耗が激しく、チームメイト達に合わせようと必死に足を動かすが、龍野の必死さとは裏腹に結局は追いつけずチームの最後尾を走り、シュート練習も以前のような勢いはなく簡単に止められてしまう。
『海、やっぱり治ったばかりだから不調なのか?』
「……そうみたい。だから今日は残って練習するわ」
『あんまり無理しない方が……』
「大丈夫、気にすんなよ?」
龍野の様子にチームメイト達はとても深刻。心配をかけまいと笑顔を向けて、チームメイト達が先に帰った後でも彼はまだ練習を続けた。しかしいくら練習をしても、チームを引っ張っるような海の勢いは今はすっかり無くなっていた。入院生活を続けていたために彼の体力やテクニックや衰えた龍野、それとは逆に練習を続け上達したチームメイト達。いつの間にか海とチームメイト達の間には深い溝ができてしまい、その溝を埋めようと夜遅くまで毎日練習を続けるも、その努力は報われずそればかりか溝はより深くなるばかりだった。
*
深くなっていく溝に焦りが出始める。チームメイト達はずっと努力している海の様子に、温かく応援してくれるが、だからこそチームメイト達の足を引っ張られないという思いがより彼を焦らせる。
「こんなんじゃ!こんなんじゃ!!」
夜に自宅近くに空き地で
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