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転生とらぶる
機動戦士ガンダムSEED
0224話
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にその艦体が轟沈した。
 その光景がザフト兵達の心を折ったのだろう、撤退を知らせる信号弾が最後の一隻のナスカ級から上げられる。
 ジンの数自体が既に殆ど残っていなかったが、それでもまだ生き残る事が出来ていた数少ないMSはそのまま撤退していく。ムウの乗るストライク相手に苦戦していたクルーゼのシグーもまた、それに遅れず戦場を去っていった。
 そのシグーに対して追撃を仕掛けようとするストライクだが……

「ムウ! ドミニオンを放っていくつもりか!」
「……悪い、頭に血が昇っていた」

 俺の通信により、我を取り返す。
 これでこの戦場からザフトのMSは……ザフトのMSは……?
 ザフトのMSは1機もいなくなったと言い切れない理由。それはバスターの隣に存在するデュエルの姿だった。

「……ディアッカ、そのデュエルはどうした?」
「あ? 説得しろって言ったのはあんただろ? だから説得して成功しただけだけど」

 ……説得成功したのか。正直、キラがフレイの脱出ポッドを横から掻っ攫う事に成功したのよりも、ディアッカがイザークの説得に成功した事の方が驚いた。

「あー……そうか。いや、まぁ、よくやった。取りあえず後は作戦通りに連合軍を叩くから一応念の為という事で、デュエルにはお前が付いていてくれ」
「ふざけるな! 俺は友を裏切るような真似はせん!」

 ディアッカのバスターを経由して俺の言葉を聞いていたのか、イザークがそう叫んでいるのが聞こえる。

「イザーク、落ち着けって。お前がそういう真似をしないのは分かっているが、降伏したばかりのお前を、俺やアスラン以外に信じろってのが無理な話なのは理解出来るだろう」
「……しょうがない、不本意だが奴の指示には従おう。だが! おい、お前! アクセルとか言ったな! 後で話があるから覚悟しておけよ!」

 納得したかと思ったら、この台詞だ。……と言うか、ディアッカの奴は一体何て言って説得したのやら。あるいは俺が元々ブリッツのパイロットだったのを教えたのかもしれないな。

「取りあえずザフトの方は何とかなった。後は全機連合軍に攻撃を集中しろ!」

 俺のその言葉に従い、アークエンジェル、クサナギ、エターナルの3艦が連合軍艦隊へと砲撃を集中し、ジャスティスとアークエンジェルから戻ってきたフリーダムもミーティアの火力を連合軍艦隊やストライクダガーへと向けている。先程まで連合軍艦隊の中で猛威を振るっていたラピエサージュやヴァイスセイヴァーもO.O.ライフルやO.O.ランチャーでビームや実弾を撃ちまくり、あるいはマグナム・ビークでストライクダガーを斬り裂き、ソリッド・ソードブレイカーで敵艦へと食いつき、零距離からレーザー弾を発射して撃破していく。デュエルが降伏した直後という事もあり、バスター
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