暁 〜小説投稿サイト〜
ONE PIECE NOVEL -SHISHI BREAK STORY-
第10話 包囲壁突破
[6/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
んだ!!あそこだけ壁がねェしな!!」

ルフィはそう言いながらオーズの倒れている場所を指差した…俺は思わず頭を抱え込み、そして……

バチコーン!!!!!

「ぶべっ!?」

ルフィの顔に思いっきりビンタをお見舞いする…その衝撃で首が若干伸びたがすぐに戻ると、ルフィは何が何だか分からない表情で文句を言ってくる。

「何すんだよ!シシ!!」

「お前はアホかぁ!!あんなにあからさまな道があったら、敵も警戒するに決まってるだろーが!!通った瞬間に狙い撃ちされるのがオチだぞ!!」

「んじゃあ、どうすんだよ!!」

大口を開け、目を飛び出させて怒鳴りつける俺に反論するルフィ……まさか、ルフィにビンタをする日が来るとは夢にも思わなかったな。

「……シシ君の言う通りじゃ。」

俺達のやりとりを見ていたジンベエが口を開いて、俺の言葉に賛同する。

「海軍とて愚かじゃない…隙のある場所が出来たんじゃ。そこを警戒するのは最もじゃろう……だが、ルフィ君の言った事にも一理ある。あそこが唯一、鉄壁の穴……そこを利用するしかないじゃろう。」

チラリとオーズの倒れている場所を見るジンベエ…そんな様子に俺は頭を掻きながら、溜息をついた。

「ハァー……ルフィ、ジンベエ。」

「「?」」

「俺が何のためにここに来たのか分かってるか?あの壁をどうにかするために俺は来たんだぞ?」

ルフィもジンベエも忘れている…ここには本来いるはずのない男がいることに……

「じゃが、入り口はあそこしか……」

「なら、もっと広げればいい……それで解決するだろ?」

「「!!」」

俺は2人の前に出ると、目の前にある壁を見上げて、拳を握ったり閉じたりして声を掛ける。

「これから俺はあの壁……オーズから右隣2つくらいを破壊する。それだけやれば、充分だろう。そこで2人には俺の手伝いをしてもらいたいんだが…どうだ?」

2人の方を向いて、真剣な表情で提案する俺に2人は……

「おれは手伝うぞ!!シシ!!何か面白そうだ!!」

「……分かった。他に方法がない以上、シシ君の提案に賭けるしかないのう。」

「ありがとな2人共……それじゃあ、行くぞ!!」

「おう!!」

「ああ!!」

ルフィは笑顔を見せながらノリノリで…ジンベエは腕を組んで深々と頷くのを見た俺はすぐさま走り出し、2人も同じよう走り出した。

「ん!?……あれは!?」

「おい!!『麦わらのルフィ』だ!!ジンベエと……『白ひげ』と同じ能力のあの男もいるぞ!!」

「え!?確かあの男、前の方で戦ってたんじゃ……」

「分からないが、とにかくあの3人を止めるんだ!!」

迫ってくる3人を見た海兵達は一斉に攻撃を仕掛けて
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ