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ONE PIECE NOVEL -SHISHI BREAK STORY-
第10話 包囲壁突破
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んだ!!あそこだけ壁がねェしな!!」
ルフィはそう言いながらオーズの倒れている場所を指差した…俺は思わず頭を抱え込み、そして……
バチコーン!!!!!
「ぶべっ!?」
ルフィの顔に思いっきりビンタをお見舞いする…その衝撃で首が若干伸びたがすぐに戻ると、ルフィは何が何だか分からない表情で文句を言ってくる。
「何すんだよ!シシ!!」
「お前はアホかぁ!!あんなにあからさまな道があったら、敵も警戒するに決まってるだろーが!!通った瞬間に狙い撃ちされるのがオチだぞ!!」
「んじゃあ、どうすんだよ!!」
大口を開け、目を飛び出させて怒鳴りつける俺に反論するルフィ……まさか、ルフィにビンタをする日が来るとは夢にも思わなかったな。
「……シシ君の言う通りじゃ。」
俺達のやりとりを見ていたジンベエが口を開いて、俺の言葉に賛同する。
「海軍とて愚かじゃない…隙のある場所が出来たんじゃ。そこを警戒するのは最もじゃろう……だが、ルフィ君の言った事にも一理ある。あそこが唯一、鉄壁の穴……そこを利用するしかないじゃろう。」
チラリとオーズの倒れている場所を見るジンベエ…そんな様子に俺は頭を掻きながら、溜息をついた。
「ハァー……ルフィ、ジンベエ。」
「「?」」
「俺が何のためにここに来たのか分かってるか?あの壁をどうにかするために俺は来たんだぞ?」
ルフィもジンベエも忘れている…ここには本来いるはずのない男がいることに……
「じゃが、入り口はあそこしか……」
「なら、もっと広げればいい……それで解決するだろ?」
「「!!」」
俺は2人の前に出ると、目の前にある壁を見上げて、拳を握ったり閉じたりして声を掛ける。
「これから俺はあの壁……オーズから右隣2つくらいを破壊する。それだけやれば、充分だろう。そこで2人には俺の手伝いをしてもらいたいんだが…どうだ?」
2人の方を向いて、真剣な表情で提案する俺に2人は……
「おれは手伝うぞ!!シシ!!何か面白そうだ!!」
「……分かった。他に方法がない以上、シシ君の提案に賭けるしかないのう。」
「ありがとな2人共……それじゃあ、行くぞ!!」
「おう!!」
「ああ!!」
ルフィは笑顔を見せながらノリノリで…ジンベエは腕を組んで深々と頷くのを見た俺はすぐさま走り出し、2人も同じよう走り出した。
「ん!?……あれは!?」
「おい!!『麦わらのルフィ』だ!!ジンベエと……『白ひげ』と同じ能力のあの男もいるぞ!!」
「え!?確かあの男、前の方で戦ってたんじゃ……」
「分からないが、とにかくあの3人を止めるんだ!!」
迫ってくる3人を見た海兵達は一斉に攻撃を仕掛けて
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