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ONE PIECE NOVEL -SHISHI BREAK STORY-
第10話 包囲壁突破
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白ひげ』を助けようとするが……

「オラァアアアアアアア!!」

『白ひげ』は手に持った薙刀に地震の能力を付加して、横に薙ぎ払うと強烈な衝撃と共に海兵達が宙を舞って吹っ飛ばされた。

「てめェらごときに俺の命が取れるか!!野郎共!このまま広場まで突っ走れェ!!!」

「「「オオウ!!!!」」」

『白ひげ』と海賊達は一斉に行動を開始し始めた。






















一方、ルフィは『白ひげ』とシシが同じ能力を使って、氷壁を砕いた光景を見た後に『白ひげ』が島を傾けたため、氷の下に落ちる所を寸前で回避していた。

「…ハァ……ハァ……危なかったァ!!もうちっとで落ちる所だった!…にしても、あのおっさん無茶するなァ!敵味方も関係ないのか!」

「心配せんでも船員達はオヤジさんの能力を分かっとる。その証拠にちゃんと彼らは避難しとるわい……それよりもわしが驚いたのはシシ君のほうじゃ。」

ルフィの不満に当然の様に答えるジンベエだが、それよりもシシが起こした行動についての方が衝撃を受けていた。

「能力者じゃとは分かっとったが、まさか2つ以上の能力…それも1つはオヤジさんと同じ能力を使うとは……信じられん。」

ジンベエは自分の目で見た光景が信じられずにいたが、それに対してルフィは……

「そうか?おれはシシがどんな奴だろうが関係ねーし…それにアイツは悪い奴には見えねェ!だから、俺はアイツを信じるし、仲間にもしてーんだ!!」

「ルフィ君……」

ジンベエの言葉にも一切疑うことをせずに、シシを信じているルフィをジンベエは感心した様子で見ていた。

「よし!!邪魔がなくなったぞ!!これで上に行ける!!」

邪魔をしていた海兵達がいなくなったことに気付いたルフィはチャンスとばかりに腕を伸ばして広場へと入ろうとするが、その時……

ガガガガガ!!!

「!?…何だ!?」

下から迫り上がってくる壁によって、伸ばした手が弾かれて行く手を阻まれる……他の海賊達も突如出現した壁に驚き、破壊しようと手にした武器で殴りつけるが、逆に破壊される。

「これか!?奴らが言ってた『包囲壁』ってのは!!」

「ちくしょう!!砲口が全部こっちに向いてやがる!!」

その間にも出現した壁は海賊達を取り囲むように展開され、広場へ突入する道が閉ざされる…ただ一部を除いて。

「オーズのいる場所の壁が……おい、どうなってるんだ!!?完璧に作動させるんだ!!」

「はい!!…ですが『包囲壁』がオーズの巨体を持ち上げられない様子で……どうやら奴の血がシステムに入り込んで、パワーダウンを起こしている様です!!」

「ぬぅぅ……!!」

センゴクが
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