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人造女神アリスディアと魔人少女達の戦い
始まりの終わりと終わりの始まりA
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最低…………流石、馬鹿にい」

 俺もそう思うな。

『そうね。でも、実際は私が開発したんだけどね。まあ、誰にも教えるつもりも、解析させるつもりも無いけどね。アンタも他人に渡すんじゃないわよ』

 わかってるよ。

「でも、それ頂戴! 調べてみたい!」

 好奇心に任せて、そわそわと落ち着き無く聞いてくるティア。

「い・や・だ」

「っ!? ヤダヤダヤダ、教えて!!」

「そうだな…………お前が俺の奴隷になるなら良いぞ」

「絶対ヤだね!」

 しかし、駄々っ子だな。軍師としての才能があるみたいだが。

「まあ、殺せと言って来ているのは聖術教会の連中だから、戦力になるなら構わんか。各国の動向も怪しい…………ナハト、お前に与える領地だが、どこがいいか、ここから選べ」

 渡された資料を見ながら、ナハトの知識と照らし合わせると、どこも危険地帯だとわかる。

「じゃあ、このニブルヘイム地方に決めた」

「ほう…………」

 ニブルヘイム地方は昔、氷の魔物が支配していた土地で、今なお魔物が多く。ダンジョンも有る。現在は氷が溶けて氷海が普通の海となっており、気温も問題無い上に、周りは山や森に囲まれていて、かなりいい土地では有るみたいだ。ただし、魔物は魔法を使って来る。そう、人間が解析して作った魔術なんかよりも生易しく無い物をだ。だからこそ、生半可な連中では住んでいられないし、統治出来ない。

「ここの魔物が脅威なのは魔法が有るからだろ?」

「そうだねーー」

「魔人なら関係無いか」

「まあ、量次第だから、武器や道具は持ってかないといけないけどな」

「ふむ…………」

「パパ、良いんじゃない? あそこがまともに使えるようになったら、貿易もしやすくなるよ。港が出来るだけでも、全然違うよ。輸送費が3割も減らせるよ」

「そうだな。良いだろう…………ニブルヘイムをお前に任せる。支度金を用意してやるから、それで整えろ」

 そう言って、大量の金貨が入った袋を渡して来た。

「それじゃあ、私は部屋に戻って寝てくる」

 アリスディアは部屋から出て行く。そして、直ぐに部屋の中を調べた。

「どう見る?」

「あれは馬鹿にいじゃないと思う。でも、馬鹿にいでも有るみたいなんだよね。どうするの?」

「ああ、そうだな。しかし、魔人共の影響か操られているかは知らんが、使える物は使う。それが我が一族のしきたりだ。我が一族の利益になるなら構わんさ」

「そっかぁー。パパが言うならそれでいいや。でも、気を付けておかないと、寝首を掻かれそうだけどね」

「なら、お前が警戒していろ」

「えー面倒だなーーでも、いっか。やっておくね」

 バレてるぞ。

『この場
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