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転生とらぶる
機動戦士ガンダムSEED
0223話
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たメギロートに阻止される形になった。

「ザフト艦は元々エターナルの追撃が任務なのだから連合軍に構わずエターナルに攻撃を集中してくるだろう。クサナギはエターナルと協力してザフトを迎撃せよ。量産型ゲシュペンストMk-Uとジャスティスは連合軍に構わずにザフトの迎撃に専念するように。それとストライクは恐らく出てくるであろうラウ・ル・クルーゼの押さえに回れ」

 コーネリアの指示が聞こえてくる中、俺は脱出ポッドの方へと連合軍機を向かわせないようにビームガトリング砲の砲身を伸ばして弾幕を張りつつ牽制する。

「お前等の相手は俺で十分間に合っている」

 ビーム弾により、ある程度以上の距離から進む事も出来ないストライクダガー達。そんな状態の敵を見据えながらランツェ・カノーネの砲身を両方とも展開し、放たれたビームで数機を一網打尽に消滅させる。

 チラリとザフト側の戦場を見ると、ナスカ級3隻とエターナル、クサナギが砲撃戦を繰り広げていた。そして、こちらの予想通りにバスターとデュエルは睨み合ったままでその動きを止めている。
 その通信が戦場に響き渡ったのは、丁度そんな時だった。

『アークエンジェルっ!』

 国際救難チャンネルにより、戦場へとフレイの声が響き渡る。ザフトから操作も何も教えられる事無く救命ポッドに入れられて放り出されたフレイにしては上出来な結果だろう。

『アークエンジェル、私、私ここっ! フレイです、フレイ・アルスター。私……サイ、マリューさん!』

 その響く声に、キラの操るフリーダムはさらに速度を上げて救命ポッドへと向かう。それを阻止すべく再び2機のジンがその前に立ちはだかるが、恐らくSEEDを覚醒させている今のキラに対してその行動は酷く無謀なものだった。

「フレイっ! くそっ、どけぇっ!」

 左右の腰に装備されたビームサーベルを両手で持ち、振り下ろされたジンの重斬刀を回避し、突撃機銃による射撃は無視して2機の間を通り抜けざまにビームサーベルでコックピットを両断する。
 2つに切断された2機の機体は、そのまま漂い数秒後には爆発する。そんな2機の様子に一切構わず救命ポッドへと向かうフリーダム。だが、そんなフリーダムを阻止するかのようにクルーゼが乗っていると思われるシグーが立ち塞がる。

「キラっ!」

 その声と共にフリーダムへと攻撃しようとしたシグーへとビームライフルが数発発射される。それを行ったのはメギロート3機を引き連れたムウの操るエールストライクガンダムだ。

「こいつの相手は俺が引き受ける。お前は早く救命ポッドを!」
「ありがとうございます、ムウさん!」

 短く礼を言い、シグーを回避するようにして救命ポッドへと急ぐキラ。そしてそんな救命ポッドを狙う者が他にも存在した。
 
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