第9話 Side渚
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てくるのを待つ。数秒後、僕と朱乃先輩の二枚分の写真が出てきた。どうやら、朱乃先輩は飾りを付けたようで星などが写真を彩っている。
「あはははは、こうしてみると僕たちかなり恥ずかしい事してますね」
僕も朱乃先輩も顔が赤くなっていた。なんだか、さっきから赤面してばかりな気がする。
「そうですわね」
恥ずかしいので、その場をそそくさと二人で立ち去り、兄さんたちが別のところに移動するまで、エアホッケーなどをして時間をつぶした。
とりあえず、兄さんが朱乃先輩とエアホッケーをしたら絶対勝てないと思う。なぜかって? すごい・・・・・・揺れるんですよ・・・・・・・・・・・・胸が。なんとか視界に入れないようにがんばった僕はすごいと思う。
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「あら? ブティックに入ったみたいですわ」
「ええ、そうみたいです」
兄さんがアーシアさんにぬいぐるみを取ってあげた後に、すぐさま移動を開始したので何事かと思ったが、どうやら今朝に僕が行ったことを思い出したらしい。
「どうやら、今朝に兄さんに言ったことを思い出したみたいです」
「あら、なんて言ったのですか?」
「記念に洋服でも買うといいって言ったんですよ」
「ナギくん、さすがですわ」
「お褒めに預かり光栄です。それじゃあ、僕たちも入りましょう」
恭しくお礼を言い、僕たちも中に入ろうとする。
「見つからないかしら?」
「大丈夫ですよ。朱乃先輩はいつもと雰囲気違いますし気づかれないと思います。心配なら髪をおろしたらどうですか?」
「そうしますわ」
そう言って、朱乃先輩は髪を縛っていたゴムをほどく。いつもと違う雰囲気で少しドキッとした。
そのことに気づかれないように、お店の中に入った。兄さんは試着室の前にいた。おそらくアーシアさんを待っているのだろう。
「兄さんは試着室の前にいます。遠目から見てましょう」
そう言って、兄さんに気づかれないように移動した。移動している最中にふと目についた髪留めを手に取る。
「あっ、アーシアさんが着替え終わったみたいです」
「そうみたいですね」
出てきたアーシアさんが来ていたのは、ところどころにフリルがついていて、胸元に大きな赤いリボンがついている白いワンピース。
「店員さん、いいのを選びましたね」
「まったくです」
朱乃先輩に同意する。兄さんが選んだらどうなるかわからないからな・・・・・・・。
店員さんが、走っていく。どうやら、買うようだ。そのまま着ていくつもりらしい。
「これは、完璧にフラグが立ちましたね」
「ええ、アーシアさんの
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