第四章 空白期編
第百話 『小学六年生の毎日、流れる季節』
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は覚えたの? 学年代表さん?」
「あたしを舐めないでよね、シホ。そんなの簡単に覚えたわ!」
「アリサすごい…」
「それじゃ応援、いるか? アリサちゃん?」
「それはやめて…。喋れなくなるから…」
「アリサちゃんのお父さんも来られるっていう話だから緊張するね」
「…うん、すずか。少しだけ」
それでシホ達は体育館に向かい、卒業生授与式が始められた。
そしてアリサは学年代表として答辞を読み、読み終わったら拍手が起きた。
そして無事卒業式も終わり、教室で、
「私…とっても感動したわ」
はやてがアリサの答辞を聞いて涙を流していた。
それを宥めていると寄せ書きなどの話がやってきて全員で回したりして最後を楽しんだ。
そして最後に教室を出ていき、学校の外に出ると家族達が待ってくれていて、
「…なのは、シホちゃん。卒業おめでとう」
「うん!」
「はい…」
「今日のこの良き日は皆で盛大に祝おうではないか!」
「そうですね、ネロ」
「なのは、卒業おめでとう」
「お姉様、おめでとうございます!」
「アリサ。格好良かったぞ」
「アリサよ。目立っておったぞ」
「ありがとう。パパ、アサシン!」
「フェイトー! アリシアー! 卒業おめでとう!」
「一段落しましたらプレシアさんのお墓にもいきましょうか。二人が立派に卒業したって報告に…」
「はい、母さん…」
「うん、お母さん。プレシアお母様に会いにいくんだ…」
「そいつはいいな。俺もついでに着いていくぜ」
「すずかお嬢様! おめ、おめでとうございます!」
「もうファリン。泣きすぎよ?」
「だって…!」
「それよりすずか。これからも頑張りなさいね?」
「そうですスズカ。これからです」
「うん、お姉ちゃん! ライダー!」
「主はやて、ご卒業おめでとうございます」
「ありがとう、みんな! 私、頑張ったよ!」
「はい。この数年、見させてもらいましたから…」
「はやてちゃん、おめでとう…!」
「はやて! おめでとう!」
その後、五家族全員で盛大に宴会を開いて騒いだそうだ。
…みんながみんな、祝福され小学校を卒業していった。
そしてまた一歩、大人になっていく。
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