第四章 空白期編
第百話 『小学六年生の毎日、流れる季節』
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ホちゃん。なに、今年もクリスマスケーキの予約が殺到していてね。色々と忙しいんだよ」
「ああ、翠屋でですか…?」
「うん」
それでなのはとシホはこの話を出していいものかと迷う。
しかし士郎はすぐに二人の様子に気づき、
「どうしたんだい…? なにかその日に用があるのか?」
「う、うん…。その日にはやてちゃんのおウチでクリスマス会をするの」
「そうか。それじゃ楽しんできなさい」
「手伝わなくて大丈夫ですか…?」
シホがそう聞くが、
「その件に関しては問題ありませんよ。シホにナノハ」
「うむ。今回は余達が手伝うのだ。問題ない!」
「ですからなのは達は楽しんできてください」
三人の王様にそう言われて頼もしいと感じた二人は任せることにした。
そしてクリスマス当日。
はやての家では盛大にパーティーが開かれていた。
「士郎。手伝うぞ」
「あぁ、アインス。頼む」
「タマモも手伝いますよ、ご主人様! それにアインスはお腹を大事にしてくださいな?」
「そうだな。ならキャスターはそっちの料理を頼む」
「はいです!」
士郎達が忙しなく動いている中で、
「えー…本日はこうして無事にクリスマスパーティーを開けて嬉しい限りです。別に長ったらしく話もなんですから楽しんでいってください! メリークリスマス!」
『メリークリスマス! わー!』
それで盛り上がる一同。
「あ、はやてちゃん。うちからクリスマスケーキを持ってきたよ!」
「ありがとな、なのはちゃん。やっぱり翠屋のケーキが一番やからな」
それからみんなで歌を歌ったりプレゼントを交換したり途中で乱入してきたアルクェイドとかとも騒いだりして一夜を明かした。
そして今年は最後にみんなで大晦日を一緒に過ごし夜に初詣にいき、全員で初日の出を見て新年を祝った。
そして二月。バレンタインデーでいっぱい小さいチョコを作ってクラスのみんなや家族などに配った。
そして…春、聖祥大附属小学校の卒業式。
「…もう、って感じがあるわね。私は…」
「それは私も…」
「私もだよ、フェイト」
「私もや」
小学校に途中編入のシホ、フェイト、アリシア、はやて四人はそう言葉を漏らしていた。
「ほらほら! 辛気臭いのはなしにしなさい!」
「アリサ…」
「アリサちゃん…」
「こうしてもう卒業だけど中学でもまた一緒になるんだからまだ大丈夫よ」
「そうだよー」
「そうだね」
「でも、先の見えた話だけど中学を卒業したらもう私達全員管理局に完全就職という流れになるのよね。高校には行かずに…」
「ま、その時はその時よ。自分でいくって決めた道なんだからそこを目指すだけよ」
「そうだね、アリサ!」
「ええ!」
「それより…もう答辞
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