第四章 空白期編
第百話 『小学六年生の毎日、流れる季節』
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が一人という不安があるが女子三人とも足が男子より早いのが売りであるので任せられる。
そして始まるリレー。
それによって最初の走者のフェイトが走り出す。
それはいとも簡単に全員を抜き去り最初は一位で次の男子に流す。
そして次の男子は一人に抜かされるも二位で通過。
そしてアリサに渡されてアリサは疾走する。
そしてなんとか一位に躍り出てすずかに棒を渡すとこまできたが勢い余ってすずかに棒を渡すと転倒してしまった。
「アリサちゃん!」
「あたしに構わず行きなさい! すずか!」
「うん…!」
そしてすずかは見事走りきり一位で勝利をとった。
でもすぐに転倒したアリサの下に走っていき、
「大丈夫!? アリサちゃん!」
「平気よ。ちょっと顔打っちゃったけど…」
「膝も擦りむいているじゃない! シャマルさーん!」
「はい! 任せてください!」
それでシャマルの応急処置は済まされていった。
その後は特に明記することもなく綱引きもシホ達のクラスが勝利し、小学生最後の運動会は優勝で幕を下ろしたのだった。
「優勝よ!」
「アリサ、怪我しているんだから騒がないの」
「いいじゃない。せっかく勝ったんだから!」
「お嬢様。旦那様からお電話です」
『よく頑張ったな。アリサ。聞いていたぞ。後でアリサの勇姿をカメラで見させてもらうからな』
「うん!」
それでアリサは笑顔を浮かべるのだった。
◆◇―――――――――◇◆
…冬、クリスマスの季節。
「もうすぐクリスマスやね」
「そしてそれが過ぎれば後はお正月だね」
「私達が友達になってもうあの事件の冬から三年も経つんやね。長いようで短かったわ」
「はやてちゃんも足ももうすっかり治って普通に歩けるようになったもんね」
「なのはが去年のこの季節に怪我をした事もあったけどこうしてまた普通にみんなで冬を楽しめるのは嬉しいことだわ」
「そうだね、シホちゃん」
「もうすぐ学校も冬休みで終わりだから学校の宿題も魔術のお勉強も一生懸命頑張れるね!」
「アリシアちゃんは勉強熱心だね」
「うん! だって楽しいもん!」
アリシアの笑顔にみんなは癒されている。
「あ、そうや。クリスマス会、今年はどうする? 去年はいろいろあってお流れだったやろ?」
「にゃはは…ご迷惑おかけしました」
「全員で集まれる場所がいいわね」
「それじゃ私のうちにするか? ヴィータも喜ぶやろうし!」
「ユーノ君やフィアちゃんも呼ぼうか!」
「そうね」
「そして今年の初詣は夜にいかない!?」
アリサの提案に全員は快く頷いた。
それからシホとなのはは家に帰ると士郎がなにやらせわしなく動いている光景を目にする。
「お父さん、どうしたの?」
「ああ、なのはにシ
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