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【完結】剣製の魔法少女戦記
第四章 空白期編
第百話        『小学六年生の毎日、流れる季節』
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Side シホ・E・S・高町


あの戦いから少し経ち私達はアヴェンジャー…ライゼルを召喚した魔術師を探そうという提案をしたが手がかりもなく今はただこの異様な静寂を不気味に思うのだった。
それと話は変わり士郎とアインスだがライゼルとの戦いを終えてからというもの、二人は前より距離が縮まったようで見てるこっちはなぜか恥ずかしくなってくる始末。
その証拠として学校ではやてに相談されて、

「なぁシホちゃん。最近な…士郎とアインスが仲が良すぎて困っとるんよ」
「そ、そうなの。はやて…」
「うん。それでキャスターも嫉妬をして家の中が少しギスギスしているんから私としては嬉しいのやら悲しいのやら…」

はやては後のこの悲劇を予想していなかったらしい。
実に哀れだ。

「シホちゃん、なんとかしてくれへん…?」
「…と、言われてももうライゼルとの戦いで士郎の心変わりは絶対にないでしょうからほとぼりがつくまでそっとしておいた方がいいと思うわよ?」
「シホの意見に賛成ー! もう二人は付き合ったんだからそのままにしておいた方がいいよ!」
「アリシアちゃんは士郎の事はもうええの…? 士郎の事、好きなんやろ…?」
「うん。でももう諦めもついたかな? それにもとより年が離れ過ぎているから叶わないものだしね…」
「アリシアも成長したんだね」

フェイトがホロリと涙を流していた。

「まぁそうやね。もう私は気にせんようにするわ!…それに…」

ん? なんだろう。はやてがこちらを見て笑みを浮かべる。
と、そこに、

「シホちゃん!」
「ッ!? なに、すずか?」

すずかが私にいきなり抱きついてきた。

「シホちゃんやすずかちゃん達を見ている方が楽しいしな〜」
「私ね、アインスさんに負けていられないと思うの! だから私達も正式に…!」
「すずかちゃん、落ち着いて!」
「落ち着きなさい、すずか!」

少し暴走気味のすずかをなのはとアリサが止めに入る。
それで事なきを得たが、

「…すずか、まだ私達は歳は若いわ。だからまだ、ね? これからを頑張っていきましょう?」
「うん…これからだよね」

そう説得したけど聞いていた周りが少し騒ぎ出す。
だからどうした…? もう私はこの空気には慣れた。

「シホちゃんも正直になったんな」
「もう隠すのをやめたのよ。いちいち冷やかされたらたまらないしね」
「そうなんや…それより、ふむ?」

はやてが私の周りをなぜか回りだした。

「な、なに…? はやて?」
「今や! シホちゃん、隙ありや!」

そんな事を言い出してはやてが足に魔力を込めたと思った矢先に私の胸を鷲掴みにして何度も揉み始めた!?

「シホちゃんの胸、成長してきてるね?」
「な
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