第7話 無力な力
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「………。」
俺はその場に止まり、上の状況を黙って確認していた。
ザァァァ……
「……!?っ!?」
砂ぼこりが晴れると、状況を確認する事ができた。
すると、エルザはまだ生きており地面に座っていた。
そしてエルザの目の前に、エルザを庇うように立っている人影が見え、その正体を見て俺は驚いた。
「…!?……ロブのじっちゃん!?」
エルザの目の前には、ロブが庇うように立っていた。
「だが、早く何とかしなければ!」
シュッ!
俺はまた走って移動した。
ドガァァァァアン!
ドガァァァァアン!
ゴゴゴゴゴっ!!
ドガァァァァアン!
「くっ!…これではロブのじっちゃんがもたない!!」
移動しながら、途中途中状況を確認していたが、音と揺れと共にロブのじっちゃんがダメージをうけている。
しかし、ロブのじっちゃんもそろそろ限界らしく体中にヒビが入り、体の色も緑色に変色していた。
「どうすれば!?!?」
後一回、総攻撃をうければ確実にロブのじっちゃんは死ぬ。
俺は考えた。
今持っている技の中で、この状況を打破できる技が何かを…。
「(下から上まで……地面から天まで……!?!?)これだ!」
ザァァァ……
俺は砂の目で確認すると、魔法兵がまた攻撃の準備を始めていた。
しかし、俺はこの危機的状況を打破できる技を思い付いた。
だが、正直成功するかは分からない。
「(ちっ…迷っている暇はない!)」
バンッ!
俺は両手を合わせて、魔力を集中させた。
「ハアァァァ……」
今から発動させる技は、ナルトの世界でも、たったの二人しか使えない技。
「ハアァァァ……」
その技は、生命を生み出す伝説の忍術とも言える。
また、開発者も伝説の忍びと呼ばれている。
故に、扱いが難しい。
「(だが……)これしか方法がない!」
そして俺は、生命を生み出す伝説の忍術の名を唱えた。
「『木遁!樹海降誕!!』」
……ゴゴゴゴゴ…
「ハアァァァ……」
『木遁秘術・樹海降誕』……最強の忍びと呼ばれた男、『千住柱間』が開発したという忍術。
この技は水と土、今の俺では水の魔力と土の魔力を練ることで発動させる事ができる。
だが、魔力を練るのは非常に難しく、この術は魔法を使うこの世界にとって『合体魔法』と同じなのである。
故に、最低でも二人必要なのである。
それを一人でやるのだから、両方の魔力のバランスを保ったままじゃないと、発動できない。
だが、そこはマダラの肉体チートにより
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