始まりの終わりと終わりの始まり@
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きて会おう」
「ああ」
俺達は緊急用の脱出経路を使って、森へと入り、逃走していこうとする。しかし、それすらも許されないようだ。逃走経路から逆に敵兵が入り込んで来ていた。そして、始まる戦いは地獄のような光景だった。こちらが37人に対して、相手は1000人を超えていた。いくらこちらが単体で強かろうと、相手の数が多く、次々に滅ぼされて、捕らえられて行く。
そんな中、俺達やひと握りの人達は何とか包囲を突破して、森の中へと入った。
「いっ、嫌っ!?」
「姉さまを離せっ!!」
「くそっ! 娘を離せっ!!」
だが、俺達も例外は無く、村から何とか逃げ出したというのに、捕らえられて地面に押し倒された。
「人間が何でこんな魔人共の所にいるが知らねえが、構うことはねえか」
「隊長、この赤ん坊はどうしやす?」
狼の頭をした男が、豪華な鎧を着た15歳くらいの少年に俺の娘を持って聞いた。
「殺せ。食っても良いぞ」
「それじゃ、遠慮無く」
「止めろっ!!」
「「止めてくださいっ!!」」
俺とイリス、イリヤの声が声を上げるが、聞いて貰えずに大きく口を開けた狼男の口内へと赤ちゃんが入れられて、その鋭い牙で噛み砕かれた。俺は悔しさと憎しみのあまり、暴れるが押さえつけれれていて、動く事すらできなかった。
「くそっ、殺してやるっ!! 離せっ!!」
「五月蝿いな。手足を斬り落として、猿轡でもしておけ。ああ、傷口は焼いておけ」
「殺さなくいので?」
「ああ。どうせなら、娘が犯される場面をしっかりと人類の裏切り者には見て貰おうじゃないか」
「そりゃいいですねっ! ほら、先ずは手足だ」
「がぁっ!? ぎぃいいいいいいいいいいいいいぃぃぃぃっ!!」
俺は手足を斬り落とされ、傷口を焼かれていく。
「「お父様っ!!」」
激痛の中、気絶する事も許されず、愛しい娘達の服が破かれ、男達にサンドバッグにされていく。
「坊ちゃん、大分大人しくなりましたし、もう良いんじゃないですか?」
「そうだな。丁度戻って来たみたいだ。遅かったじゃないか」
「一匹に手こずった」
俺の近くに何かが投げ捨てられた。それは今朝見た愛しい妻の死んだ後も辱めを受けた無残な姿だった。
「んぐぅぅぅぅぅぅっ!!」
俺は怒りと憎しみで壊れていく。しかも、踏みつけられて杯がやられたようだ。
「なんだ、知り合いだったか?」
「おっ、お母様…………」
「母親か。それは良かったな。お前達も母親と同じようにしてやるから安心しろっ!!」
「ひっ、酷過ぎます…………」
「下衆め…………はっ、離せっ!!」
娘達は持ち上げられて、今、まさに犯されてようとし
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