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妖刀使いの滅殺者
第30話

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控え室に戻ると何人かが居て、俺の動きの最終確認をした
そして、全ての確認が終わり、外に待たせている参加者を中へ入れ、準備が整った

「じゃ、始めるぜ」

目の前の木製のドアが開き、結婚式っぽい音楽が流れ、多くの人の拍手を一身に受けながらキリトと共に通路を歩く。そして神父(エギル)の前まで行き。そこでサチを待つ

『続いて、新婦の入場です』

リズのアナウンスと同時にアスナに連れられてサチが入場する。さっき控室でみた姿なはずなのに、また見とれてしまった
そして、俺の隣までくると、その歩みを止め、俺もサチも神父の方に向き直る

「――汝は、病めるときも…」

―――これから俺がお前をずっと守ってやる。なにがあっても、お前が悲しむ事のないように。それにゲームの中だろうが現実だろうがどこだって俺はお前を愛してる。だから…

「誓いますか?」

「――はい」

「――汝はこの者を夫とみとめ…」

―――レイが私を守ってくれるなら何にも怖くない。私、弱いし、怖がりだけど、レイが好き。だから…

「誓いますか?」

「――はい」

「では、誓いのキスを」

そっとレースを頭に除け、サチの顔が見えるようになった
そして、そっと唇を重ねた――

―――だから、ずっと一緒にいてください―…

俺とサチはこれから先、何があってもずっと一緒だ



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