第十四章 初出動、時々ド変態。
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ガジェットドローン出現。
新人達の初出動になる。さらに、タイミングの悪いことに新デバイスの初起動と来たものだ。
大体こういった条件が揃うと、いい結果は残せない事が多い。
明らかに緊張する新人達になのはが声をかけていたのだが、心ここにあらずと言った感じだ。
「ミウラ教導官からも何かありませんか?」
なのはからのバトンだ。
フェイトも何故かこちらを見つめているが気にしないでおこう。
新人達にかける言葉は、
「現場においては頑張るな、努力するな。持てる全て、そう全力を出せ。それで駄目なら生き残るんだ」
常套句として使ってきた言葉だ。
新人達に取っては衝撃的かもな。
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フェイト・テスタロッサ・ハラオウンは久しぶりのミウラ・ケイタの言葉に懐かしさを感じていた。
うん。
これだ。そう思う。
気力は十分。持てる全力を出そう。
それにしても、頑張るなかぁ。
まあ、ケイタらしい言葉だ。
いつまでも変わらない不敗のミウラ・ケイタの信条を胸に刻み飛ぶ。
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頑張るな、努力するな、なんて初めて聞いた。
そして、生き残れと。
各新人達は胸にその言葉を受け入れる。
思い返せば訓練で死ぬほど頑張って、努力してきたのだ。
だから、出せる全てを出す。
なるほど、シンプルで良い。
全員が言葉を発しず視線を見合わせ、互いに確認する。
皆、同じ思いで飛び出した。
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「同じ空は久しぶりだな」
「そうだね。ケイタ」
「三人で飛ぶのって何年ぶりかな」
俺の言葉にフェイトとなのはが反応した。
何年ぶりだっけ?
たぶん三年ぶり位か?
「まあ、その話は置いといて、俺は新人サポートだな。なのは達は制空権を確保だ。あれ? 俺って何もやることなくね?」
「あはは、いざという時は魔力供給で新人達をサポートだね」
「こっちはフェイトちゃんと二人で十分なの。困ったら呼ぶからね」
いつものことだ。俺は魔力タンクだからなぁ。
「じゃ後でな。機械相手に遅れを取るなよー」
「うん」
「また後でねー」
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「素晴らしい!」
映像を見て男が両の手を天に仰ぎ、まるで天使の降臨を賛辞する聖者のようであった。
男の名はジェイル・スカリエッティ。
そして、画面の先に見るのは高町なのは、フェイト・テスタロッサ・ハラオウン、エリオ・モンディアル、キャロ・ル・ルシエ、スバル・ナカジマ、ティアナ・ランスターであった。
取り分け、分割画面に拡大表示されていた人物がジェイル・スカリエッティの最も興味を引く人物であり、先の言の通りその素晴らしさを褒め称えるに値する男性。
それは、ミウラ・ケイタであった。
本来の狙いである「プロジェクトFの残滓」のことなど毛頭ない様で、ジェイル
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