機動戦士ガンダムSEED
0222話
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という事だな。
「結局研究所の中には入らなくて済んだ。クルーゼの野郎はキラのフリーダムにダメージを負わされてそのまま撤退していった。ディアッカの方はどうだった?」
「イザークと話は出来たが、説得する所まではいけなかったな」
なるほど、クルーゼやムウ、キラ達が研究所での銃撃戦を行わなかった分だけディアッカとイザークの話をする時間も短くなってしまったという訳か。
「何はともあれ、次の戦闘は連合・ザフト・俺達の三つ巴になるだろうからより注意が必要だな。……連合軍の機体はどのくらい撃破したか分かるか?」
「それはこちらで把握しています。大雑把にですが、連合軍のMSを80機程度、戦艦に関しては10隻程度の撃破となっております」
ラクスの言葉を聞き、思わず笑みを浮かべる。
大雑把な計算である以上は多少の誤差はあるだろうが、大体4割程の被害を連合軍に与えた事になる。3割の被害を受ければ全滅と判定するのだが、連合軍が撤退する様子は微塵も無い。アズラエルの指示によるものだろう。
「メギロートがザフトを発見したぞ。ナスカ級3隻がこっちとは違う反対側の港口にあるデブリの影にいる」
カガリがそう言いながら、メギロートからの映像をアークエンジェルとエターナルへと流す。そこにはカガリの言ったようにナスカ級3隻の姿が映っていた。
「ちぃっ、ナスカ級3隻とはまた豪勢な」
通信モニタ越しに苦々しげなバルトフェルドの声が聞こえる。ナスカ級は戦闘力自体はアークエンジェルに及ばないものの、速度だけに関して言えばアークエンジェルと同等の性能を持っている。
「高速戦闘艦であるエターナルの追撃任務に回されるんだ、そのくらいは予想していたさ。それよりも連合軍の様子は?」
俺の質問に、トールと思われる声が答える。
「依然動きは無いです。現在は戦力の建て直しをしていると思われます」
「連合軍だけならまだ暫くの猶予はあるだろうが、ザフトの事を考えると次の戦闘が開始されるまでそう時間はないな」
「ええ、そうね。メンデルから戻ってきた3機は急いで補給と整備を受けて下さい。それと、時間はそうありませんが今のうちに少しでも休んでおくように」
ムウ、キラ、ディアッカの3人はマリューの言葉に頷き、エターナルとアークエンジェルへとそれぞれ帰投する。
「とにかくムウ達が無事に戻ってきた以上、準備は全て整った。後は以前話した予定通りにNジャマーキャンセラーの情報が連合軍に渡るのを阻止し、アズラエルをここで仕留めるだけだ」
「ナタルの救助も忘れずにな」
俺の言葉にムウがそう追加してくる。マリューもそれに同意するように頷いている。恐らくブリッジではサイ達学生組も同じように頷いているだろう。
「前にも言ったが、その辺は
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