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ソードアート・オンライン〜冥界を司る女神と平和の創り手〜
第3.5話 銃の世界へ 詩乃SIDE
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ン 通称GGOは俗に言う《剣と魔法の世界》って言ったやつじゃなくって

現実世界に存在する銃、もしくは存在した銃が出てくるんだ。

それを使って荒野を駆け巡ってプレイヤー同士で殺し合うゲームなんだ。

もし、やっていないんだったら朝田さんもどうかな?」

その言葉に私はあることを思った。

「そのゲームには、黒星っていう銃はある?」

黒星、それはあの5年前の事件で私が強盗犯から奪い取り強盗犯の命を奪った銃の名。

「も、もちろんあるよ」

新川君は当然とばかりに言いながら頷く。

なら、そのゲームをやってみようかと思った。

その時、頭に秋人の顔が浮かんだ。

もし、私がまた銃を握ると知ったら彼はどう思うだろう。

例えそれが仮想のものであったとしても。

「少し考えるわ」

そう言って席を離れる。

入口に着き数分待つと秋人がやって来た。

「悪い、待たせたな」

「ううん、今来たとこ」

図書館を後にし、そのまま二人でスーパーに向かい今日の晩飯の材料を買う。

買い物中もずっとGGOのことと秋人のことを考えていた。

後で聞いてみよう。

私がまた銃を握るのをどう思うか。

買い物を終え、自室に戻り、着替えをして秋人を待つ。

秋人が来たら一緒に晩御飯を作り食べる。

「ねぇ、もし、私がまた銃を握ったらどう思う?」

晩御飯を食べながら秋人に聞いてみる。

「急にどうした?」

「もしもの話よ。私がまた銃を握ったらって話」

秋人は少し考えてから質問に答えた。

「なんか理由があるんだろうから銃を握ってんだろうって思うかな。

まぁ、何があっても俺はお前の友達だ」

そう言ってまた食べ始める。

「ありがとう」

私はそう言って箸を進める。

これで決心がついた。

行こう。

GGOに。
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