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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第七十話】
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たた…っ!」


――と悶える鈴音。


「くっ……つぅっ…!――立てませんわ…」


――セシリアも同じく、痛みに悶絶している。


「っ…ぅ…!…ごめん、お兄ちゃん…助けて…?」


――美冬も痛みに耐えられず、若干涙目で俺の方を見てきた。


「了解――よっと」

「ちょ、ちょっとヒルト!?」

「文句なら後だ、セシリア、美冬。少し待ってろよ」


――ひょいっと鈴音をお姫様抱っこで抱えると、鈴音が驚きの表情になると共に顔が赤くなった。

そんなこともお構い無しに、俺はそのまま鈴音をベッドに寝かせ――。


「今日はもう安静にしてな。無理して痛いのに動くと余計に酷くなるからな」

「…わ、わかったわよ…バカヒルト…」


布団を掛けると、顔半分だけだして一応納得したのか返事をした鈴音。


「んじゃ、次はセシリアの番だな」


――そう伝えると、急に顔が赤くなるセシリア。

――と同時に、未来とシャルルの表情の変化にも気付く。

それも明らかに不機嫌そうな――シャルルの方は直ぐに表情を戻したが、未来に関しては若干頬を膨らませて――。


「……ん、しっかり掴まれよ、セシリア?」

「は、はい……――ひゃっ…!?」


――セシリアをお姫様抱っこで抱えると、小さく声をあげると共に、俺の首に腕を回して落ちないようにしっかりと抱きついてきた。

――思いっきりセシリアのおっぱいが密着してきたため、俺の心臓の鼓動の速さが加速していく。


「……ずっと…この状態が続くといいのですが……」


そうか細い声で言うセシリア。

セシリアが俺の胸に顔を埋める形で隠してるから表情が見えない――。


「う…?さ、流石にずっとは腕がパンパンになっちゃうよ、これが」

「そ、そうですわね…。――……耳が良すぎですわ、ヒルトさん……」


そのままセシリアをベッドに寝かせると同時に、布団を掛ける。

――するとセシリアは、その布団を被り直して全く表情が見えなくなってしまった。


「じゃあセシリア、無理に動くなよ?――最後は美冬だな、悪いな、待たせて」


「ううん、後でも先でも私は気にしないよ?」


そう笑顔で答える美冬を見て、俺も自然と笑みがこぼれる――。


「んじゃ、美冬もベッドに入ったら大人しく寝てるんだぞ?――よっ…と」

「はーい…。――……えへへ…」


美冬を皆と同じようにお姫様抱っこすると、そのまま自然と首に腕を回した美冬。


――妹の胸が当たるのが気になりながらも、皆と同じようにベッドに寝かせ、布団を掛けた。


「ふぅ、何度も言うが…今日は安静にして寝てるん
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