暁 〜小説投稿サイト〜
IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第七十話】
[3/4]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
たた…っ!」
――と悶える鈴音。
「くっ……つぅっ…!――立てませんわ…」
――セシリアも同じく、痛みに悶絶している。
「っ…ぅ…!…ごめん、お兄ちゃん…助けて…?」
――美冬も痛みに耐えられず、若干涙目で俺の方を見てきた。
「了解――よっと」
「ちょ、ちょっとヒルト!?」
「文句なら後だ、セシリア、美冬。少し待ってろよ」
――ひょいっと鈴音をお姫様抱っこで抱えると、鈴音が驚きの表情になると共に顔が赤くなった。
そんなこともお構い無しに、俺はそのまま鈴音をベッドに寝かせ――。
「今日はもう安静にしてな。無理して痛いのに動くと余計に酷くなるからな」
「…わ、わかったわよ…バカヒルト…」
布団を掛けると、顔半分だけだして一応納得したのか返事をした鈴音。
「んじゃ、次はセシリアの番だな」
――そう伝えると、急に顔が赤くなるセシリア。
――と同時に、未来とシャルルの表情の変化にも気付く。
それも明らかに不機嫌そうな――シャルルの方は直ぐに表情を戻したが、未来に関しては若干頬を膨らませて――。
「……ん、しっかり掴まれよ、セシリア?」
「は、はい……――ひゃっ…!?」
――セシリアをお姫様抱っこで抱えると、小さく声をあげると共に、俺の首に腕を回して落ちないようにしっかりと抱きついてきた。
――思いっきりセシリアのおっぱいが密着してきたため、俺の心臓の鼓動の速さが加速していく。
「……ずっと…この状態が続くといいのですが……」
そうか細い声で言うセシリア。
セシリアが俺の胸に顔を埋める形で隠してるから表情が見えない――。
「う…?さ、流石にずっとは腕がパンパンになっちゃうよ、これが」
「そ、そうですわね…。――……耳が良すぎですわ、ヒルトさん……」
そのままセシリアをベッドに寝かせると同時に、布団を掛ける。
――するとセシリアは、その布団を被り直して全く表情が見えなくなってしまった。
「じゃあセシリア、無理に動くなよ?――最後は美冬だな、悪いな、待たせて」
「ううん、後でも先でも私は気にしないよ?」
そう笑顔で答える美冬を見て、俺も自然と笑みがこぼれる――。
「んじゃ、美冬もベッドに入ったら大人しく寝てるんだぞ?――よっ…と」
「はーい…。――……えへへ…」
美冬を皆と同じようにお姫様抱っこすると、そのまま自然と首に腕を回した美冬。
――妹の胸が当たるのが気になりながらも、皆と同じようにベッドに寝かせ、布団を掛けた。
「ふぅ、何度も言うが…今日は安静にして寝てるん
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ