五十二 警告
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を…。貴方は木ノ葉という組織に、歴史の中の一時の柱に過ぎない。でも私は違う。私は未来永劫、この世に留まり続ける」
「憐れなり、大蛇丸。それがどれだけ苦しい道程か、解っておらぬ。それにな、里を抜けていてもお前は―――」
姿の見えぬ相手。だが大蛇丸には見えているのであろう。それを知っているからこそ、ヒルゼンは微笑んだ。暗い夜の中で。
「わしの大切な家族じゃ」
息を呑む声が確かに聞こえた。大蛇丸の動揺を察しつつも、ヒルゼンは印を結ぶ。
「お前は全ての術を知りたいのであったな。ならば教えてやろう」
かつて九尾のチャクラですら封印したとされる禁術。四代目火影が生み出した封印術を披露する。背後でおぼろげに浮かび上がったソレが、じゃりっと数珠を打ち鳴らした。
「師から弟子への、最期の訓えじゃ」
闇の中。何も見えぬ暗黒の世界で、死神が嗤った。
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