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転生とらぶる
機動戦士ガンダムSEED
0221話
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だが、実際にはよくて1分程度だったのだろう。しかし、こちらの攻撃が終わった後に残るのは50機以上の機体が消滅させられた連合軍の姿だった。撃破までは至っていなくても、他の機体も多かれ少なかれ損傷を負っている様子だ。

「……凄い」

 誰の呟きかは分からないが、呆然としたその声が通信で聞こえてくる。だがコーネリアのラピエサージュとレモンのヴァイスセイヴァーの2機は、俺がそれくらいの活躍をしてもさも当然とばかりにメギロートを率いてストライクダガーの群れへと攻め込んで行く。

「さて、程良く敵の数も減った事だし戦闘開始と行こうか。ストライクとバスターは……」
「アクセルっ!」

 ファントムをグロウセイヴァーへと戻しながらムウとディアッカにアークエンジェルの防衛をするように言おうとしたその時、そのムウから焦ったような、あるいは切羽詰まったような通信が入って来る。

「どうした?」
「奴だ、クルーゼが来た」

 ……何? 予想より少し早いが……まぁ、その辺は誤差範囲、か?

「分かった、ディアッカと一緒にザフトの相手を頼む。恐らく敵はクルーゼとイザークだろう」
「イザークが!?」
「そうだ。もちろん、撃墜しろとまでは言わない。説得出来るのなら説得しても構わない」
「……」

 俺の言葉に沈黙するディアッカ。その頭の中ではどうにかして親友のイザークと戦わずに済む方法を考えているのだろう。

「ムウは当然クルーゼの相手だ。……そうだな、キラ。ミーティアを外してムウと一緒にクルーゼの相手を頼めるか?」
「おいっ、別に俺一人でも……」
「驕るなよ。お前は確かにMA乗りとしては超の付く一流かもしれない。だが、MSにはついこの前乗ったばかりだろう。それが開戦してからずっとMSに乗ってきたクルーゼ相手に互角に戦えると思っているのか?」
「だがっ!」

 それでも尚言い募るムウ。自分の父親のクローンであるというのが引けない理由か。

「勘違いするなよ。この戦いはお前の個人的な戦いじゃなく、正真正銘この世界の未来が掛かっている戦いだぞ?」
「……分かった」
「という事だから、キラ」
「はい、ムウさんは必ず守って見せます」
「生言うんじゃないよ。キラはあくまでも保険なんだからな」

 意識してだろうが、軽い口調に戻るムウ。そんな様子を苦笑して眺めながら注意事項を口にする。

「以前言ったと思うが、この戦いではあくまでもクルーゼを撃退するというのが重要だ。間違っても撃墜なんかはしないようにな」
「ああ。Nジャマーキャンセラーだったか。それがあんな奴の所にあるってのはちょっとぞっとしないよな。……さて、キラ、ディアッカ、行くぞ!」
「おい待てよ、おっさん!」
「おっさんじゃない!」

 どこか和むようなや
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