第一層攻略会議
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リトが反応した。
「こんなかに、今まで死んでいった二千人に詫び入れなあかんやつがおるはずや!」
場がざわめく、ベータテスターのことか?
「キバオウさん、君の言うやつらとはつまり、元ベータテスターの人たちのことですか?」
「決まってるやないか!ベータ上がりどもはこんクソゲームが始まったその日にビギナーを見捨てて消えよった」
ベータテスターでもあれだけの人数をまとめるのは無理だろ
「やつらはうまい狩り場やら脆いクエストを独り占めして自分等だけポンポンつよなってそのあともずーっと知らんぷり。こんなかにもおるはずやで!ベータ上がりのやつらが!そいつらに土下座さして!溜め込んだ金やアイテムを吐き出してもらわな。パーティーメンバーとして命は預けられんし、預かれん!」
キリトが表情をかえる
「キリト、気にすることはねぇさ」小声
「発言いいか?」
え!?あの人は!?アンドリューさん!?
俺が働いてるバイト先の店長だ!
思わず立ち上がった
「オレの名前はエギルだ、キバオウさん、あんたが言いたいことはつまり。元ベータテスター逹が面倒を見なかったから、ビギナーが沢山死んだ、その責任をとって、謝罪、賠償しろ、ということだな?」
「そ、そうや」
キバオウが引きぎみに言った。
いやーあの巨体初めて目の前にするとビビるよね
でもあの人いい人なんだよ?
「このガイドブックあんたももらっだろ?道具屋で無料配布してるからな」
アンドリューさん、もといエギルさんが一冊の本をだした
「もろたで、それがなんや」
「配布していたのは、元ベータテスター逹だ」
会場がざわめく
そりゃみんな知らないよねー
「大丈夫な意味がわかったろ?ベータテスターのみんなは動いてくれてたんだ。俺たちはなんもできなかったけどな。だからボス攻略を頑張らないとな」
「ああ」
キリトはこれで安心したようだ。
エギルさんが振り返り言った
「いいか、情報は誰にでも手に入れられたんだ。なのにたくさんのプレイヤーが死んだ。その失敗を踏まえて、俺たちはどうボスに挑むべきなのか、それが論議されると、オレは思っていたんだがな」
そして、キバオウの方に向き直り、キバオウを見た。
キバオウは少し表情を変えたが、納得したらしく椅子に座った
エギルさんもキバオウの隣に座った。
「よし、じゃあ再開していいかな」
みんな頷く
「ボスの情報だが、実は先ほど、例のガイドブックの最新版が配布された」
ディアベルはガイドブックの最新版を取り出す
みんな驚いた
「
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