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八条学園怪異譚
第二十七話 教会の赤マントその三
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賢者の石も造ってな」
「それでお金はですか」
「困ってないんですか」
「お金は必要なだけあればよい」
 博士にしてみればそうなることだった。
「生活費は大学の教授の給料と書いておる本の印税で充分じゃ」
「それで錬金術でのお金は?」
 聖花は博士にこのことを尋ねた。
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