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魔法少女リリカルなのは〜その者の行く末は…………〜
Chapter-1 First story~Various encounter~
number-7 The past The present The future
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の間に起こった出来事なのだが――――にあった出来事を知らないアリサは、当然の如く燐夜に食って掛かる。
すずかはそんなアリサを見て慌てている。
なのはは――――俯いて手を強く握って何かに堪えているような、そんな感じがする。
燐夜は、襟首を掴んで揺するアリサを手荒く引き離した。
いきなり力を加えられたアリサは、尻餅をつく。燐夜はアリサに謝る素振りも見せずになのはの横を通り過ぎて、放課後の校舎を後にした。
◯
「なのはちゃん、燐夜君は一体如何したの?」
昔にあった出来事を知らないすずかは、いまだに俯いているなのはに問いかけた。
尻餅をついていたアリサは、服についた砂を払って汚れがないことを確認してから話に混ざる。
だが、なのはは全く口を開こうとしない。躊躇っているのとは違う。話したくないとのも違う。何か考え事をしているときのような、周りのことが一切聞こえていない状態になのははなっている。
このままではなのはは、後悔の念で押し潰されそうになっていた。
ただ、それは友達がいなくてたった一人だった時の場合だ。今のなのはには信頼できる親友がいるのだから。
「なのはっ!」
「――――! な、何かな?」
「どうしたのよ、急に黙っちゃって。まあ、いいけどね。それよりも燐夜はどうしたのか分かる?」
なのははまた押し黙る。
迂闊に口にしてはいいことではないのだ。燐夜にとってはかなりデリケートな問題であるとなのはは思っている。
「ご――――」
しかし、なのはは口を開いて断ろうとしたが、また閉じて黙ってしまった。
なのはは、一番に燐夜のことを考えている。
このまますずかとアリサに言わないでおくのも一つの手だ。
だが、言わないでおいてもし、すずかやアリサが燐夜の前で自分の兄である恭也のことを口にしてしまったら……考えるだけで今の関係が瞬く間に崩れることになるような気がする。
なのはは意を決してアリサとすずかに打ち明ける。
「実はね……」
なのはは、一部省略しながらも過去に――――燐夜が幼いころにあったあの事を話した。
当然、アリサは恭也に対して憤りを覚えたし、すずかは珍しく怒りを露わにした。
そして、その勢いで恭也に怒鳴り込もうとしたアリサをなのははすずかと協力して必死に止めた。
「どっ、どうして止めるのよっ!?」
「今更遅いの! もう何年も前のことなんだよ? 今更ぶり返すわけにいかないの。それに――――」
「それに?」
なのはとすずかは落ち着いたアリサを離して、荒々しくなってしまった呼吸を整える。
ようやく一息ついたところでなのはが、先ほど言いかけた続きを口にする。
「私のお兄ちゃん、あの時のことを反
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