暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
13話:決戦の火蓋
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やるよ」
「いや、いいよそんなの…」
「って人の話を聞けーーー!!」
なんだかんやでアリサの叫び声が五月蝿かった件。
久しぶりに我が家で一夜を過ごし、翌日朝。
なのはは学校の制服、俺はいつもの外に出る時のラフな格好。それぞれの支度を済ませ、高町家を出る。お約束の挨拶も忘れない。
そして途中で怪我が治ったアルフとも合流し、俺達はフェイトとの決戦の地である臨海公園へ走っていく。
到着後、少し息を上げながらも、なのはは声を出す。
「ここなら、いいよね。出てきて、フェイトちゃん!」
海からの風でなびく木々。ふと感じた気配は、俺達の後ろ、なのはと一緒に後ろに振り向く。
そこには公園の街灯の上に、鎌の状態のバルディッシュを持ったフェイトの姿があった。
「フェイト!もう止めよう。あんな女の言う事、もう聞いちゃダメだよ!フェイト、このまんまじゃ不幸になるばっかりじゃないか!だからフェイト!」
「……だけど、それでも私は…あの人の娘だから」
アルフの必死の説得にも、首を横に振るフェイト。それを見たなのはは意を決して、その身をバリアジャケットに包む。
「ただ捨てればいいって訳じゃないよね?逃げればいいって訳じゃ、もっとない。切っ掛けは、きっとジュエルシード。だから賭けよう。お互い持ってる、全部のジュエルシード!」
〈 Put out 〉
〈 Put out 〉
双方のデバイスから聞こえる機械的な音声。それと共にそれぞれのデバイスに収容されていた二十一個のジュエルシードが空中に現れる。
「私達の全ては、まだ始まってもいない。だから、本当の自分を始める為に――――」
「――――始めよう、最初で最後の、本気の勝負!」
先に動いたのはフェイトだ。魔法を使って自らの体を浮かす。それに伴ってなのはも魔法を使ってフェイトを追いかける。戦場は海上。結界も展開済みだ。
「始まった、か…」
「そうだね」
「私達は、見守る事しかできないのかね…」
それぞれ、思い思いの言葉を放つ。中でもアルフは顔を俯かせて、不安そうに言った。
「……ま、そうでもないようだぜ。アルフ」
「え……?」
そのとき、俺達の背後、公園側に灰色のオーロラが出現。それが動くと同時に、そこは怪人達で埋め尽くされた。
「これは……!?」
「来ると思ってたよ。今の状況は、ジュエルシードを手に入れるのにもってこいのものだ」
そしてその怪人の群れをかき分け、一体の白い体が前に出る。
「またお会いしましたね、仮面ライダー」
「前にも言ったが、俺は会いたくないね。アンタとは」
「それは
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