暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
13話:決戦の火蓋
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にフェイトの事を一任するようだ。アルフも、クロノの言葉にうんと答える。
[なのは、だったね?頼めた義理じゃないけど、だけどお願い。フェイトを助けて。あの子、今ほんとに一人ぼっちなんだよ…]
[うん。大丈夫、任せて!]
[さて…なのははこうだが、君はどうする?士]
そう話を振ってくるクロノ。俺は一旦足を止め、目を閉じる。
[無論、フェイトの事は助けたいと思う。だが、俺には俺のやるべき事がある。だから俺は―――――
―――――その『やるべき事』を、『全力』でやるだけだ]
[…君は相変わらずだな]
[俺は元々こう言う性分なんだよ]
そして再び歩みを進める。
時間が経ち、日も落ちてくる時間帯。ゲームをしていた三人にも合流し、そのまま遊んだ俺達。その部屋のテーブルを囲んでくつろいでいた。
「ふぅ、なかなか燃えたわ〜!」
「やっぱりなのはちゃんや士君がいた方が楽しいよ」
「それは褒め言葉か?」
「ありがとう。もうすぐ、全部終わるから。そしたら、もう大丈夫だから」
それぞれ目の前にあるジュースを手に取りながら会話を進める。
「なのは。なんか、少し吹っ切れた?」
「え?あ、えっと…どうだろう?」
俺からしてみれば、確かに目の色が前よりも良くなったように見える。フェイトの事で、色々と決意が固まったからだろう。
「心配してた。てか、アタシが怒ってたのはさ、なのはが隠し事している事でも、考え事している事でもなくて。なのはが不安そうだったり、迷ったりしてた事。
それで時々、そのままもう私達のところへ帰ってこないんじゃないかなって思っちゃうような目をする事…」
胸に抱えていたものを言葉にし、ようやく吐き出せたような、アリサのぽつりぽつりという台詞。すずかはそれを聞いたなのはの顔色をうかがうように見て、なのはは目に涙をためていた。
「…行かないよ、どこにも。友達だもん、何処にも行かないよ」
「…そっか」
「うん…」
その涙をゴシゴシと吹き、席から立ち上がって二人に宣言するなのは。二人も安心したように笑顔になる。それを見てか、なのはも席に戻る。
「……ていうか、一番心配してるのがアンタなのよ、士」
「……俺?」
そこでアリサが唐突に俺に話を振ってきた。なんかしたか?いや、これと言って何も……
「なのはと一緒に休んだと思ったら二人で一緒に行ったっていうし、おかげでノートは二人分やんなきゃいけなくなっちゃったし……」
「そう言えばすずか、ノートありがとな」
「あ、うん。ノートの取り方、アレで良かったかな?」
「いやいや、この上なく綺麗なノートでしたよ。今度お礼として、なんか奢って
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