暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
13話:決戦の火蓋
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アルフがいる檻の前へやってくる。
「ユーノ!こら、危ないぞぉ!」
「大丈夫だよ、ユーノ君は」
[なのは、士。僕が彼女から話を聞いておくから、二人はすずかちゃんとアリサちゃんを]
[うん]
[いや、俺も残る。こいつの口で、直に聞きたい]
[…わかった]
「お前らは先行ってろ。俺ももう少しいたいから、ユーノが食われそうになったら助けておく」
「食われそうって…」
「士が言うならいいけど…すぐに来なさいよ!待ってるから!」
「あぁ」
なのははアリサとすずかを連れバニングス家へ行く。俺も腰を地面に降ろしあぐらをかく。
「…一体、どうしたの?君達の間で、一体何が?」
「アンタがここにいるって事は、管理局の連中も見てるんだろうね」
「…うん」
「それはもう、ばっちり」
[時空管理局、クロノ・ハラオウンだ。どうやら事情が深そうだ。正直に話してくれれば、悪いようにはしない。君の事も、君の主、フェイト・テスタロッサの事も…]
「……話すよ、全部。だけど約束して!フェイトを助けるって!あの子は何も悪くないんだよ!」
[約束する。エイミィ、記録を]
[してるよ]
どうやら向こうは準備万端らしい。音声記録まで取るのか。まるで警察…いや、実際警察の部類なのか?
「……フェイトの母親、プレシア・テスタロッサが全ての始まりなんだ」
アルフの口から語られた真実。
大元がプレシアだって事は、まず間違いないようだ。そしてフェイトはそのプレシアの為に。
俺はアリサの家に入り、執事の鮫島さんにアリサ達がいる部屋を聞いてそこに向かっている。いやはや、家が大きいってのは厄介だ。
そして、アルフの話を聞いたクロノ達が出した結論は。
[プレシア・テスタロッサを捕縛する。アースラを攻撃した事実だけでも、逮捕の理由にはおつりがくるからね。だから、僕達は艦長の命があり次第、任務をプレシアの逮捕に変更する事になる]
[まぁ、それが妥当だわな]
大元を、プレシアを逮捕するということになった。
[なのは、士。君達は……どうするつもりだい?]
唐突、という訳ではないが、クロノがそう聞いてくる。
[私は……私は、フェイトちゃんを助けたい!
アルフさんの思いと、それから、私の意思。フェイトちゃんの悲しい顔は、私もなんだか悲しいの。だから助けたいの!悲しい事から]
なのはは強くそう言い、決意を新たにする。
[それに…友達になりたいって伝えた、その返事もまだ聞いてないしね]
[…わかった。こちらとしても、君の魔力を使わせてもらえるのはありがたい。フェイト・テスタロッサについては、なのはに任せる。それでいいか、アルフ]
クロノもそれを認め、なのは
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