暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
13話:決戦の火蓋
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ードがあった。そしてそのジュエルシードは、クロノの持つデバイスへと封印される。

「……ぅぅぅうううううぁぁぁぁあああああああ!!」

感情的に吠えたアルフは、右手に込めた魔力を海へ叩き付ける。それによりできた波が俺達にかかり、俺達は一瞬フェイト達から目を外す。
再びフェイト達を確認しようと周りを見た時には、もう二人の影もなかった。

















で、今はアースラの一室。

「ホントにあなた達ったら…命令無視なんて…」

「すいません…」
「ごめんなさい…」
「…………」

「ちょっと士君?聞いてる?」
「いや、全然」

リンディさんに言われ、閉じていた目を開けて素直に言う。嘘ついてもなんにもならんし、ここは素直にな。

「…怒られてる原因を作り出した本人がこれじゃ、怒る気にもならないわ」
「あんま怒ってるようにも見えないが?」
「いいのよ。建前として怒るだけだから」

と言ってさっきまで眉間によせていたシワを元に戻すリンディさん。

「あの…怒る気がないって…」
「実際のところ、士君が協力の為に提示した条件に今回の事が当てはまるし、色々と得るところもあった訳で……」
「別に普通に怒ってても俺は聞かないと思うけど」

「ただし!以後、今回以上に目を瞑れない事に関しては厳罰に処します。いいですね、士君?」
「てか、なんで俺だけ「いいわよね?」…だからなん「い・い・わ・ね?」……了解した、以後気をつける…」

黒い笑みのま俺にしつこく聞いてくるリンディさんに負け、俺は応える。やばいあの笑顔は…色々と……

「さて、問題はこれからね…。クロノ、今回の事件の大元にについて、何か心当たりが?」
「はい。エイミィ、モニターに」
『はいは〜い!』

壁に寄りかかっていたクロノは、俺達の会話が切れたところで歩いてくる。そして別の場所にいるエイミィに言葉をかけると、机の中央にあるモニターに一人の女性の写真が映し出される。

「あら?」
「そう。僕らと同じ、ミッドチルダ出身の魔導師、プレシア・テスタロッサ。専門は、次元航行エネルギーの開発。偉大な魔導師でありながら、違法研究と事故により、放逐された人物です登録データとさっきの魔力波動も、一致しています」

「テスタロッサ…て事はこいつはフェイトの…」
「おそらく、そうだろう…」
「フェイトちゃん、あのとき「母さん」って…」
「親子…ね…」

確かに、あの雷の攻撃を見たフェイトはそう言っていた。だが……

「そ、その…驚いてたって言うより、なんだか怖がってたみたいでした」

そう。なのはの言う通り、あの雷の攻撃に…いや、もしかしたらプレシア・テスタロッサに対して怖がっていたの
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