暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
13話:決戦の火蓋
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ッ!!〉

カードの発動と同時にタジャドルスピナーが回転し、音声を発する。その後、俺の体は炎に包まれ、その炎は大きな鳥の形を作り出す。

〈 Magna braze 〉
「おおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!」


そして俺が一カ所に集められた竜巻にぶつかると、爆発が起き竜巻を吹き飛ばす。俺は爆発でできた爆煙から抜け出す。

「なのは、フェイト!今だ!」

「行くよ、フェイトちゃん!せーの!!」

「サンダー……!」
「ディバイィィィン……!」

俺の声と共に二人はお互いのデバイスに魔力を込める。そして――――

「レイジィィィーーー!!」
「バスターーーーー!!」

放たれた二人の攻撃は消えた竜巻の跡地へまっすぐ向かっていく。
そして周りに衝撃と閃光が放たれる。俺達はその二つにより視界が遮られる。

閃光が収まり、衝撃で巻き上げられた海水が雨のように降り注ぐ中、俺は目をゆっくり開ける。
俺の視界の先にはなのはとフェイト、そして二人に挟まれた状態でジュエルシードが輝いていた。

「成功、か……」
〈どうやら、そのようですね〉

俺はその様子を見て、ゆっくり二人に向かっていく。

「友達に…なりたいんだ…」
「っ………」

ようやく落ち着いたと思った頃に、なのはが口を開く。その言葉に、フェイトも遠くにいたアルフも驚く。

そんな中、怪しい雲行きだった空から紫色の雷が俺達に降り注ぐ。

「きゃっ!」
「うわっ!?」
「いきなりなんだ!?」

「っ、母さん!?」

そしてまた新たに雷が……っておい、その方向は!?
俺は急いでフェイトの元へ。そしてフェイトを押しのけ、向かってきている雷をタジャドルスピナーで防ぐ。

「ぐっ!」
「つ、士!」

[俺の事はいい。速くジュエルシードを回収してお前らは逃げろ!]
[え!?で、でも!?]
[いいから行け!管理局の誰かが来る可能性がある!早くしろ!]
[…フェイト、行くよ!]
[あ、アルフ!?]

受けきった俺はすぐにフェイトに念話をつなぐ。フェイトは少し渋ったが、アルフがすぐに動きを見せる。狼状態から人型になり、ジュエルシードへ一直線に向かっていく。

ガキィ!
「っ!?」

だが、後少しと言うところで突如現れたクロノに阻まれる。アルフは目つきを変え、自分を阻むクロノのデバイスを強く握る。

「邪魔ぁ…」
「っ!?」
「するなぁぁ!!」

そしてクロノを魔力弾で弾き飛ばす。クロノは海面に二、三回バウンドする。アルフはすぐにジュエルシードの方を確認するが、そこには六つあった筈のものが三つしかなかった。

「三つしかない!?」

遠目でクロノを確認すると、掲げる手の間には三つのジュエルシ
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