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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
後日談
Q〜イクスヴェリア
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side 士郎
優が生まれてから一年。私の周囲ではティアナが執務官になったり、元ナンバーズたちが手に職を付けたり、ヴィヴィオが修行の一環と称してノーヴェからストライクアーツを習う様になったり、様々な変化があった。そんな中、ミッドではマリアージュ事件と呼ばれるものが起きていた。
「では、今回は執務官に任せる、と……?」
「一応要請はあったが、マリアージュが町中に現れた場合の迅速な破壊を行う、ということで落ち着いた。私生活でも警戒だけはしておいてくれ」
「了解した」
マリアージュ事件に対する特事の対応はマリアージュの迅速な破壊のみ、と言うことに決まった。
それにしてもクロノには苦労を掛けるな。クラウディアのことだけでも忙しいだろうに。
……今度差し入れでもするか。
…………………………………………………………………
それからしばらくして事件を担当していたらしいティアナから事件が解決した、と言う話を聞いた。
それと同時にヴィヴィオからイクスと言う少女と仲良くなった、と言う話も聞いた。
それから一週間ほどたってのことだった。
「通信……スバルから?」
スバルからの通信は珍しい。ティアナからは月に一回くらいの割合で来ているが、スバルはほとんどない。
だからこそ何かがある、と思い気を引き締める。
「私だ。どうした?」
「士郎さん……イクスを助けてください!!」
side ヴィヴィオ
パパに連れられて来た聖王教会。
そこで待っていたのはスバルさんとノーヴェ、そしてまだ画面越しにしか会ったことのない友達。
「待たせたな、スバル」
「いえ、わざわざ来ていただいたんですから……」
パパとスバルの周りの雰囲気はどことなく重い。
それはまるでこれから起こる不幸に耐えようとしているような……そんな感じだった。
「こうして直接会うのは初めてですね、ヴィヴィオ。それと、初めまして、ヴィヴィオのお父様。イクスヴェリアと申します」
「そうか、君が『冥王』か」
パパはイクスを冥王と呼んだ。
冥王は聖王とも関係のある古代ベルカの王の一人だ。
「はい。私は貴方の知る冥王で相違ありません」
「……そうか」
この時のパパがどんな表情だったのかはわからない。
後になって考えてみたらきっと悲しい顔をしていたのだと思う。
「ヴィヴィオ」
そんな二人のやり取りを見ていたらイクスは私に話しかけてきた。
「今日は、あなたにお別れを言いたくてわざわざ来ていただいたんです」
日常会話の如く自然にイクスが言う。しかし、私は意味が分からなかった。
「何を……言ってる
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