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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
後日談
P〜母親、父親
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かを考えているようだった。
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夜。明日から学校があるヴィヴィオと共に帰宅する途中の車内でヴィヴィオは言った。
「ねえ、パパ」
「なんだ?」
「私に剣を教えて」
ある程度は予想していた。優を見ながら何かを考えていたのは明らかだったし、ヴィヴィオが私やなのはに憧れを抱いていることも知っていた。
「剣を習って、何をする?」
「もっと強くなりたい。優を守れるように。パパとママの子だって胸を張って言えるように」
その目は真剣だ。強い意志を感じる目。そんな所がなのはそっくりだ、と思う。
「いいか、ヴィヴィオ。私が教える力とは大事な人たちを守るためのもの。傷つけたり、奪ったり。そんなことのために振るっていいものじゃない。それをよく覚えておくんだ」
「……え?」
「強くなるんだろう?」
そう問いかける。
「……うん!よく覚えておくよ」
これはヴィヴィオの誓い。強くなるための、姉としての決意をみせた。
side なのは
「そっか……。ヴィヴィオがそんな事を」
夜。ヴィヴィオを送り届けた後病院に戻って来た士郎君からヴィヴィオの誓いの事を聞いた。
「ああ。ヴィヴィオも姉になる事に対して思うところがあったようだしな」
「良かった……。ヴィヴィオが優が生まれてくることに対して後ろめたい気持ちがあるんじゃないかって心配だったんだ。でも、大丈夫だったみたいだね」
「ああ。あの子は私となのはの娘で優の姉だからな」
自信満々にそう語る士郎君に思わず笑みがこぼれた。
「ともかく、これからもよろしくお願いしますね。パパ」
「ふっ……こちらこそ。ママ」
夜の病室で笑いあう私達。
隣で眠る我が子の寝顔を見ながら私達は微笑み合っていた。
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