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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
後日談
P〜母親、父親
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de ヴィヴィオ
学校が終わると、私はそのまま病院へ向かう。
入り口まで来ると、見知った人影が見えた。
「ヴィヴィオ、久しぶりだな!」
「しばらく見ないうちにずいぶんと成長したな」
「ヴィータさん、シグナムさん!お久しぶりです!ほかの人たちは……?」
「ザフィーラと士郎は荷物運び、なのは、はやて、シャマルがフェイトんとこだ」
そう言って病院の中に入っていく二人についていく。
病室に近づくと楽しそうな笑い声が聞こえてきた。
「なのは、ヴィヴィオ連れてきたぞ」
「うん。ありがとね、ヴィータちゃん、シグナムさん」
ヴィータさんに続き、部屋に入る。
ベッドの周りにはママ、はやてさん、シャマルさん。
ベッドにはフェイトさんと、白い布に包まれた小さな命がいた。
「うわぁ……小さい……」
「ふふ、もっと近くで見てみる?」
「はい!」
近くで見ると、小さな手、しわくちゃな顔。まるで猿みたい、とはよく言ったものだ、と思う。
命って、こうやって生まれてくるんだ……。
たくさんの人に支えられて、うんと時間をかけて、みんなに祝福されて。
……私は、どうだったんだろうか?
試験管の中で生まれ、培養液の中で育てられ………
「ヴィヴィオ?」
「……えっ?」
気が付けば、ママがこちらを覗き込んできた。
「顔色悪いみたいだけど、大丈夫?」
「へ、平気平気!走ってきたから疲れちゃったの!」
「そう……」
空気が重い。おめでたい日なのに、私の所為で……。
「なぁなぁ、フェイトちゃん、そろそろその子の名前教えてくれへん?いつまでも内緒、じゃ気になって仕方ないよ」
「そうだね。もういいかな」
話題を変えてくれたはやてさんを見ると、軽くウィンクを返してきてくれた。
助けられちゃったな……。
「この子の名前はね、アリシア。アリシア・ハラオウン」
「ええ名前やね。元気な子に育つとええな」
それからはパパとザフィーラが戻ってきて皆でのんびりとアリシアちゃんのことについて話した。
……だけど、私の頭からは自分の生まれへの疑問でいっぱいだった。
side 士郎
フェイトとランサーの娘、アリシアが誕生して2ヵ月がたった。
ヴィヴィオも進級して、特事の仕事も落ち着きを見せてきていた。
ただ、時折なのはの膨らんだお腹を見て複雑な表情を見せるヴィヴィオが気にかかる。
丁度休日であるし、今日あたりにでも聞いてみるか。
そう思ってから2時間ほどのことだった。
「……っ」
「なのは?」
突然襲ってきた痛みになのはは顔を歪める。
どうやら始まったらしい。
「陣痛
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