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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
後日談
N〜『魔法使い』がやってくる(中編)
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いるわ」
「くぅ〜。なのはに先を越されることになるとは……」
現在なのははお姉さんとお母さんにドレスを見せて確認をしている。
そんな様子をはやてと眺めているのだが……
「ブーケトスブーケトスブーケトスブーケトス………」
隣ではやてが呪詛を唱え続けているのである。
目が血走ってるし、ぶっちゃけ逃げたいです。
「待たせたな。そっちはどう……おぉう」
そんな私のところに
旦那
(
救世主
)
がやって来た。
彼は士郎のところにいたはず。こちらに来たという事は……
「士郎の方は終わったの?」
「あ、ああ。出てくるのを渋ってるみたいだから任せてきた」
と、当たり障りのない会話をしている裏ではというと。
(おい!なんだよあれ!?怖すぎだろ!!)
(知らないよ!会場に来たあたりからおかしかったんだもん!!シグナムたちは先に会場に行っちゃうし、アリサ達もまだ来てないし、止められないんだよ!!)
隣のはやてについて論争をしていた。
結局ランスもはやてを止められず、式場に移動するまではやては正気に戻らなかった。
…………………………………………………………………
式は滞りなく進み、ブーケトスの時が来た。
明らかに目がおかしいのが三人。
はやて、アリサ、なのはのお姉さん。
そんな様子を苦笑いで見るそのほかのメンバー。
「私は、この瞬間だけに全魔力をかける!!」
「奥義を使ってでも………」
「相手が人外だろうと関係ないわ!!」
魔法使う気満々のはやて。なのはの家の流派……たしか御神流だったかな?その奥義を使おうとするなのはのお姉さん。唯一の一般人、アリサ。
三つ巴の戦いが今、始まろうとしていた。
「来たッ!!」
反応が最も早かったのはなのはのお姉さん。
2メートルくらいジャンプしてブーケを取ろうとしている。
「甘いわッ!!」
そんなお姉さんをバインドで縛るはやて。
……なんて外道。
「貰ったわよ!!」
そんな二人の争いの中、アリサは落下してくるブーケに手を伸ばす……が、
「させない!」
バインドで縛られているなのはのお姉さんが何かを投擲。
それによって軌道が変わったブーケは………。
「あ」
私の手の中に納まった。
…………………………………………………………………
「こんなことがあったの」
「………凄い知り合いね」
「あの時の落ち込み様はすごかったよね」
なのはもあの後の三人の落ち込み様は酷かったことはよく覚えている、と言っていた。
三人とも普通にしていればいい人が現れると思うんだ
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