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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
後日談
M〜『魔法使い』がやってくる(前編)
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はさんのその言葉にアーチャーは何も言わずにすんなり折れた。
以前のアイツなら確実に嫌味のひとつやふたつは言っていたはずだ。
「ありがとうね」
「本来なら本局の方で対応を取っているんですけど、平行世界からの場合は管理局にはどうしようもありませんから」
フェイトさんが説明をしてくれる。
そう言うことなら好意に甘えておきましょうか。
「それじゃあよろしくお願いします」
「はい!それじゃあ早速女子会やりましょう!」
「凛さんこっちにどうぞ」
「え、ちょっと、ええ?」
予想外に押しが強いわねこの二人……
これは大変な一週間になりそうね。
side 士郎(遠坂)
「なあ坊主」
「なんだよランサー」
「女三人集まると姦しいとはよく言ったものだよな」
「ああ。全くだ」
俺は今現在、ランサーと共にリビングの隅で大人しくしていた。何故かって?
女性陣にリビングを乗っ取られているからである。
ちなみにアーチャーはヴィヴィオちゃんを連れて買い物に行ってしまったため、不在である。
「でねでね、うちの人はいっつも美人を見つけるとナンパし始めるんだ」
「うっわ〜。あいつフェイトちゃんみたいな美人捕まえといてそれ?変わってないわね〜」
「凛さん、どう思う?」
「最低ね。全世界の男たちから恨まれるわよ」
「あはは……。ランス君、すごい言われ様だね」
「なのはちゃんはアイツに不満とかないの?」
「う〜ん。今はないけど……付き合いだす前とかはいっぱいあったな〜」
「へー。詳しく聞かせて」
「あのね、………………」
そして女性陣はこうやってそれぞれの旦那の話で盛り上がっている。
こういう状況では男はいつだって無力なんだ。
しかも………
「それでね、ほら。彼鈍感だからさ。全然気づいてもらえなくて。告白したの私からなんだよ」
「あら〜。英雄になろうとも衛宮士郎の本質は変わらないのね」
「変わらないって……彼もなの?」
「筋金入りのニブちんよ。あいつのこと好きだった女の子は結構いたってのに、そのほぼすべての好意に気づかないんだから。特に高校のときなんか通い妻状態の子がいたのに本人は全く好かれてるって思ってなかったのよ?」
「それひどーい。その子可哀想だよ!」
「でも、その鈍さのおかげで私があいつと一緒にいるわけだしね」
「な〜に?凛さん惚気話〜?」
「そうよ。問題ある?」
「「ないない!」」
「じゃあ二人の惚気話も聞かせてよ。まずなのはちゃんから!」
「えー!私から!?」
終始こんな感じである。
なのはさんとフェイトさんが年下だから敬語はいらない、って言ってから凛の奴も楽しそうに話している。
それ自体は良いことなんだが…
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