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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
後日談
M〜『魔法使い』がやってくる(前編)
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くな、ヴィヴィオちゃん」
そう返事を返してくれた。この時はまさかあんなことになるとは思っていなかった。
side 凛
私達に話しかけてきた少女、衛宮ヴィヴィオ。
名字が士郎の旧姓、というのは気になったが、右も左もわからない異世界、日本語で会話のできる人物と会える機会はもうないだろうと言う士郎の言葉に彼女に着いていくと、この世界の文字で多分『衛宮』であろう表札があった家の前で彼女が止まる。
この時はまさかアイツと再会するなんて思っていなかった。
「ただいまー!」
「「お邪魔します」」
「お帰りヴィヴィオ。随分と遅かったじゃない、か……」
私達を出迎えたのは、忘れもしないあの男。赤き外套の弓兵だった。
……今はエプロン姿の主夫のようだが。
「「アーチャー!?」」
「な!?凛!?それに……」
士郎の名前を呼ぶことに抵抗があるのか、口ごもる主夫エミヤ。
「え?パパの知り合い?」
「まあ……そうだ」
「それよりママは?」
「検診だ。もう少しで帰って来るはずだぞ」
アイツが父親な対応を取っている事に驚く。……っておいおい、
「「娘ぇ!?」」
……………………………………………………
「養子、ね」
「ああ。見た目でわからなかったか?」
「そうね。アンタの実子ならあんなにいい子な訳がないわよね」
「言ってくれるな……」
とりあえずヴィヴィオちゃんは士郎に任せて、私が状況の説明を行った。
もちろんアーチャーの方の状況も聞いた。管理局と言う組織やこの世界に来てからのことなど。
「それにしても、リンカーコア、ね。面白いものがある世界なのね」
「そうだな。私もこの世界の理に従わされる形で老化も進んでいる。魔力に存在を頼る、と言うこと以外はほぼ人間と同じ存在と化している。身体能力はサーヴァントのものだがな」
色々と修正は働いているようだけど、満足そうじゃない。
良かったわ。幸せを見つけられたみたいで。
「紅茶のおかわりはどうかね?」
「もらうわ」
相変わらず美味しくお茶を淹れるこいつには驚く。
まあ士郎も負けてないけどね。
そんな優雅な一時を過ごしていたときだった。
「ただいま〜」
「お邪魔します」
「ちーっす」
三者三様の声が聞こえてきた。
その内ひとつは何処かで聞いた様な……
「ランス君、ありがとね。私まで乗っけてってもらっちゃって」
「暇人だから平気だよ、なのは」
「ったく、労いの一つくらいあってもいーんじゃねーか?」
そんな会話をしながら私達のいるリビングにその三人が入ってきた。
栗色の髪と金髪の妊婦が二人
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