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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
後日談
K〜特別事件対応課
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士郎は一瞬で外套とボディアーマーの姿になった。


「なるほどな。そいつの耐性なら簡単には分解されねえだろうな」


確かに彼ら本来の武装ならばAクラスまでの魔法ならば無力化することができる。それ以上だとしても軽減は可能。これならば問題はないだろう。


「では頼むぞ」
「了解!」




side 士郎


第128管理世界『エイリアス』は、不可思議なロストロギアがよく出土することで有名だ。
今回もその一つらしい。
転送ポートから降りて少し進むと、


「うわぁあ!」
「グルオオオ!!」


虎ほどの大きさの装甲が着いた生物に市民が数名追いかけられていた。恐らく今回の捕獲対象の影響だろう。
……丁度いいな。助けるついでに試すか。
魔術による認識阻害の結界を張り、投影するのはお馴染みの紫の歪な短刀。


「はっ!」


ルールブレイカーを投擲して当ててやると、装甲は虹色の粒子となって霧散し、情報にあった宝石が出てきた。やはり魔的ななにかであった事は間違いない。
これならば問題ないな。恐らくは破魔の紅薔薇(ゲイ・ジャルグ)も相応の効果を期待できそうだ。


「た、助かった……」
「はぁ、はぁ…」


市民も無事の様だし、次に行くか。




………………………………………………………………


「これで半分か。それにしても随分早く集まったな」


探索を開始してから二時間程で半分が集まった。
その内4つは狙撃で破壊しなければならない状態だったが、被害は軽く済んでいる。
そう思っていた時だ。


「………っ!この反応は!今までとは桁違いだな!?」


突如ロストロギアの魔力を感じた。
最速でそこに向かうと、そこには鎧のようなものを身に着けた男が破壊活動を行っていた。


「なんだこいつは……」


どうやら殴るだけでは足りないのか、回りの物質を分解し、自身に取り込んでいる。
狙撃で倒そうと弓を投影した時、あることに気がついた。


「こ、怖いよお……」
「私達、どうなっちゃうの?」


奴の側方200mほどのところに子供が四人取り残されていた。
あそこまで近くに居られては壊れた幻想が使えず、確実に止めることが出来ない。
加えてこちらと奴との距離はおよそ1km。


(不味い、奴が子供たちに気付く前に何とかせねば…!)


方法はいくつかある。しかし、確実性に欠けるものがほとんどだ。
封時結界では破られる可能性が高いし、破魔の紅薔薇で無力化させられるかも不明。もし無力化に失敗するような事があれば、子供たちの命はない。
考えろ。確実に子供たちを助ける方法を……奴と分断する方法を!
だが、現
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