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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
後日談
K〜特別事件対応課
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side クロノ
「では、これにて特別事件対応課の設立を容認します」
「ありがとうございます。ミゼット提督」
「しっかりおやりよ」
「はい」
僕が中心となって動かしていた計画、特別事件対応課、通称『特事課』の設立がようやく終わった。
この件には三提督が大きく関わっていて、目指したところは『陸でも海でも動ける中立の超少数部隊』というものである。
そのため、メンバーはと言うと………。
「……三人、それも僕はパイプ役みたいなものだから実質二人、という事か」
実際この部隊は事務仕事を僕が引き受け、他の部隊からの要請により動く、と言う傭兵みたいな部隊なのだ。
だが、その戦力は絶大。全力はSSSクラスの魔導師をも遥かに凌駕すると思われる二人。
衛宮士郎三等空佐と、僕の義弟でもあるランス・ハラオウン三等空佐。
今日はミッドに置いた隊舎に来るように言ってあるため、そこで着任式の予定だ。
そこまでやれば、僕のこの部隊での仕事はほぼ終わったと言ってもいい。
要請の承認など、サインをするだけの簡単なお仕事ですから。
「さて、……行くか」
そうして僕はミッドに向かった。
side 士郎
「ここか。随分と小さい建物なのだな」
クロノ提督から送られた隊舎の住所に着くと、一軒家程のサイズの建物があっただけだった。
「ワーカー。ここで本当に間違いないか……?」
[間違いないでしょうね。それにしても、彼らは遅いですね]
「奴の事だ。どうせ遅れてくる」
[確かに]
ワーカーとそんな会話をしながら隊舎に入る。
中までもとても簡素な作りだった。一階の一番奥にあった部隊長室。そこをノックする。
「失礼します」
「ああ。入ってくれ」
そう言われ、中に入る。
そうして部隊長と向かい合い、
「衛宮士郎三等空佐、ただいまを持ちまして正式に特別事件対応課へと配属になります」
「特別事件対応課部隊長、クロノ・ハラオウンです。こちらこそ、よろしくお願いします」
「はい」
形式的な挨拶を終える。
「………っと、それじゃあ今後の話に移ろう。その前に、これを受け取ってくれ」
そう言って部隊長……クロノは一枚のIDカードを差し出してきた。
「これは?」
「管理局の全データベースを使用できる特事課のメンバーIDだ。これを読み込ませればその施設の情報が全て閲覧できる様になっている」
「ずいぶん凄いものを用意したな」
「用意したのは三提督だよ」
そんな会話をしていると。
「うーっす。待たしたか?」
ランサーが緩慢な動きで部隊長室に入ってきた。
「ランス……もう少
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