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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
後日談
J〜ヴィヴィオ、出会う
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……それにしても衛宮さんのお母様凄くお若いんですね。おいくつなんですか?」
「ママは二十歳だよ」
「えっ……それじゃあ衛宮さんを産んだ時って……十四歳!?」
「ううん。私養子だから」


そう言うと、途端に顔色を悪くするコロナさん。


「す、すみません。知らなくて………」
「いいよいいよ。私はママもパパも大好きだし、本当の親子だって思ってるから」
「ですが……衛宮さんには悪いことを……」


コロナさんの対応はなーんか堅苦しい。同い年なのに敬語だし、変なところで遠慮ばっかりするし。


「ヴィヴィオでいいよ」
「えっ?」
「呼び方。同い年だし、敬語もなしで。私もコロナ、って呼ぶから。それでさっきまでの事はチャラね」
「は、はい。……ヴィヴィオ」
「うん!コロナ」
「良かったね。これで二人は友達だ」


呼び方の事を私たちが話ていると、ママがそんなことを言ってきた。


「友達?」
「うん。お互いの事を名前で呼び合えば友達。私もそうだったからね」
「フェイトやはやての事か?」
「そうそう!二人ともそうやって友達になったんだよ」


友達……か。ママとフェイトさん、はやてさんはとても仲がいい。
私もコロナとそんな関係になれるかな……?
そう思った時だった。


「あ!もうこんな時間!早く帰らなきゃ!!」


時計を見たコロナが慌てだした。


「あ、ほんとだ。もういい時間だね」


ママも時計を見てそんなことを言う。
私も時計を見ると、6時少し前くらいだった。


「ヴィヴィオ、せっかくだし、うちで夕食を食べていってもらったらどうだ?」


パパがそんな提案をしてくる。
それはいいかも!!


「いえ、ご迷惑ですから……」
「ぜーんぜん!うちは大丈夫だよ。コロナちゃんのお家の人に連絡するから電話番号を教えて」
「ですが……」
「いーからいーから!」


コロナは遠慮したが、そこは押しの強さに定評のあるママ。
あっという間に説き伏せてしまった。




side コロナ


結局うちのお母さんがOKを出し、ヴィヴィオのお宅でごちそうになることになった。
そして出てきた夕食は……
鶏肉のソテーにエビのサラダ、野菜たっぷりのスープに芋の煮転がし、主食が混ぜご飯ととってもおいしそうだった。
しかし、何よりも驚いたのはこれを作ったのがお母様でなく、お父様だったのだ。
しかもわずか30分で作ってしまったのだ。


「それじゃあ、いただきます」
「「いただきます」」
「い、頂きます……」


まずスープに口を付ける。野菜のうまみが引き出ていて、とってもおいしい。


「どうかな?」
「すごくおいし
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