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インフィニット・ストラトス〜IS学園に技術者を放り込んでみた〜
本編
閑話02「IS学園男子寮の早朝」
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の男子⇒大賀
「自分の胸に聞いてみい」
鏡也
「?」
言われたとおり胸に手を当てて考えてみる。
[ポクポクポク………チーンッ!!]
鏡也
「…ダメだ全く思い当たらない」
ケイン&大河
「「ダウトッ!!!」」
おおう、声を揃えて叫ぶなって、頭に響くだろうが……。
ケイン
「てめえ、この間のこと忘れたとは言わせないぞ!」
大賀
「そうやそうや! あんさんのせいでえらい目にあったんやからな!!」
鏡也
「この間?」
はて、なんのことだろう?
ケイン
「人のメシにタバ○コ大量にかけがって!! しかも慌てて水飲んだらバルサミコ酢が混ざっててるし…」
クハハ、あれのことか♪
鏡也
「いや〜面白いくらいに引っ掛かったなアレは」
ケイン
「笑い事じゃねぇよ!!」
鏡也
「なんだ。まだあのことを根に持ってたのか? あれはお前が俺のことを虚に売った仕返しだ」
詳しくは“第08話「上級生からの贈物」”のオマケを読んでくれ!
ケイン
「くっ、
影の支配者
(
ダーク・クイーン
)
に勝てるわけないだろう!!」
うん、その気持ちは俺にもわかるよ。長い付き合いだもん。
だがなケイン…。
鏡也
「頑張れよ! 頑張って生贄になってくれよ!!」
ケイン
「ふ ざ け ん な !」
もう、わがままんだから〜
ケイン
「おい、なんだその“我儘だな〜”みたいな顔は…」
鏡也
「え? まさにその通りだけど?」
ケイン
「ガァァァァァアアアアッ!!!!」
大賀
「ちょいまち、それだとワイは巻き込まれたんかいっ!?」
鏡也
「そうだな」
大賀
「そうだなって――」
鏡也
「本命が成功するとは限らない。第二第三のプランを精密に用意してこそプロだ(キリッ」
大賀
「何が“キリッ”やアホんだら!! あの
激甘緑
(
リンディ
)
茶、死ぬかと思うたわ!!」
鏡也
「え〜あれいけるじゃん」
大賀・ケイン
「「いや、それはおかしい(ビシッ」」
なんだよその「あ、こいつダメだ」みたいな表情は…、イケるぞ
リンディ茶
(
アレ
)
。
和輝
「…毎度のことだが朝から騒々しいぞお前ら」
小柄な男子
「凄い音が聞こえましたけど大丈夫ですか?」
おっと、どうやらいつの間にか食堂に着いたみたいだ。
椅子に腰かけて新聞を読みながら声をかけたのは“水瀬和輝”。
2年前に男子特別優良枠で入学した最後の一人だ。
合気道を得意とし、週に何度か合気道部に顔を出していている。
“雰囲気が何となく寡黙なお父さんみたい”とは女子の談だ。
その隣にいる小柄の男子は今年入学した中国出身の
李
(
リ
)
|小?《シャオリン
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