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インフィニット・ストラトス〜IS学園に技術者を放り込んでみた〜
本編
閑話02「IS学園男子寮の早朝」
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IS学園のとある一室。
鏡也
「スー…スー……」
ここに一人の男子が寝静まっていた。
彼の名前は“近衛鏡也”といい、外見からよく間違われるが男である。
遅くまで何らかの作業をやってたのか、机の上には起動したままのパソコンが、部屋には設計図やメモ用紙、工具などが散らばっており、当の本人は普段着の姿でベットに倒れる形で寝静まっている。
[ジリリリリッ!!]
鏡也
「ん…」
[ジリリr―[バンッ]n……]
鏡也
「…もう、朝……?」
常にセットされたままになっている目覚まし時計を止め、僅かながら意識を取り戻す。
鏡也
「(えっと、今日は整備室の当番だっけ? でもそれは午後からだから午前中は何も無かったかな………?)」
眠いながらも予定を思い出そうとする鏡也。
彼が思い出した通りの予定ならば午前中は何も無いのだろう。
因みに今日は日曜日で通常授業は休みなのだが、彼の通う整備科は放課後や休日に整備室の当番をする決まりがあるのだ。
2〜3年混合で10名程がそれぞれの配置につき、ISの整備や武装管理、訓練室の受付などを時間交代で行っている。
また、緊急を要する事態が起きた場合、整備科生全員に召集がかかるようになっており、特例を除いた者以外は即座に指定されたポイントへ集まるようになっているのだ。
もっとも、大半の整備科生は整備室かオラクルに籠っているので非常召集に遅れる者はまずいない。
鏡也
「(春の日差しが気持ちいいな……当番までまだまだ時間もあるし、二度寝しよ…)」
そう考えると、布団を被り夢の世界に旅立とうとするのだった……
が――
鏡也
「っ!?」
≪保有スキル【心眼(偽):B】が発動しました≫
[バンッ!!]
ケイン
「グッドモーニィィィング、キョーヤーーーー!!!」
自身の
アンテナ
(
アホ毛
)
が殺気を感知した瞬間、壊れるんじゃないかと思うくらい強く開かれた扉から顔見知りの男子が
扉を蹴破った姿勢
(
飛び蹴り
)
で突っ込んできた。
鏡也
「甘いわケイン!!」
[ひらり]
ケイン
「クソッ!!」
咄嗟にベットから飛びのき、
襲撃者
(
ケイン
)
の跳び蹴りを避けた鏡也。
鏡也
「んでもって、吹っ飛べぇぇええええっ!!!」
ケイン
「ウギャッ!?」
ケインもすぐに鏡也からの仕返しが来るとわかっていたが、生憎着地地点が悪く、体制を整える前にドロップキックを受け、セリフ通り壁へと吹き飛ばされるのだった。
ケイン
「あいたたっ…、相変わらず反則的な察知能力だなその
妖怪レーダー
(
アホ毛
)
」
鏡也
「フハハ、何とでも言うがいいs――」
関西弁の男子
「から
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