第十二章 ツインテールとショートカット
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かなりギリギリのラインを綱渡りしているのだ。
それでも、俺が調べるまでこの事実が出てこなかった辺り、ティーダ・ランスターの手腕は高いと言える。
「ギリギリやな。このティーダ・ランスターという人物はなかなか、顔の割に腹黒い人物やな」
「厄介な事に、軽犯罪の犯人を捕まえたり、管理局への通報が多いのも事実だ。元管理局員で執務官だった奴が街中で妹喫茶やってるとは犯罪者だって思わないだろうさ」
民間協力者として管理局に奉仕している事実も隠匿されていたのだ。
何故かというと談合相手の犯人検挙がこのティーダ・ランスターの協力によるものがほとんどであったからだ。
「まあ、談合していようが、犯人検挙に繋がっているから黙認しているんだろうね」
「はぁ。ま、その件はやはりこちらも黙認しておかないとあかんのやろうね」
やぶ蛇になる。
若手で八神はやてを疎む奴らも多い。
だからこそ、この案件は黙認。
「放っておけ。たぶんそれが一番無難だ」
●
「燃えたわ……」
書き終えた作品は自分でも完成度の高いものだと思える。
「ティアー!」
腐れ縁である。
スバルは私の作品のファンでもある。
そして、正確な作品の批評をしてくれる人物でもある。
だからこそ、一番先に読ませる相手に相応しい。
「これ、すっごく良かったよ! もう、濡れ濡れのグチョグチョになっちゃって……」
「聞きたくないことを言わないでよ」
大らか過ぎるのもどうかと思う。
そして、
「目の前でオナッてんじゃないわよ?!」
平然と下着の中に手を入れて私の目の前でヨガっていた。
「えー、だってティアはノーマルだし。今、私の相手になってくれるの?」
レズであった。
おっぱい魔人でもある。
初めて会った時からそうだ。
セクハラはしてくるし、同僚だったら胸を挨拶代わりに揉む。
年下の後輩には遠慮無く、生で揉む事もしばしば。
さらには、部屋では下着姿か、全裸で活動するのだ。
「ふぅ……。見られながらだと余計に興奮するねっ!」
「早々とイッてんじゃないわよ?! それに私までオカズにしないで!」
オカズを作るのは得意だが、オカズにされるのはあまり慣れていない。
「さぁ、次はこれで楽しもうっと」
どこで手に入れたのか、振動するタイプのマッサージ器であった。
「ち、ちょっと、それ、後で私にも使わせなさいよ?」
評判の良い物だと記憶している。道具を使ってするのは初めてだが、それでもスバルの愉悦した様子から相当良い物だと理解できた。
●
どこか変な新人達。
自己を高める新人。
配点:(自家発電)
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