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ソードアート・オンライン〜冥界を司る女神と平和の創り手〜
第2.5話 学校と決まり事 詩乃SIDE
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ったわ」

その後、購買の場所を聞いてきたので一緒に向かいパンを買って一緒に食べた。

久々に昼食がおいしく感じられた。




放課後、帰りの準備をしていると委員長の小鳥遊さんが秋人に話しかけていた。

どうやら、学校案内をしようかと言っているようだ。

でも、秋人は

「あ、ゴメン。俺、し・・・朝田さんにお願いしたから」

と言って断る。

「ちょっと、椎名君、正気なの?」

彼女は遠藤。

私が一時は友達と思っていたひとだ。

知り合いがいないこの町で最初に知り合い、彼女たちなら友達になれると思っていたが

遠藤たちは私が一人暮らしだと知っていた近づいてきたのだった。

合鍵まで、要求され、5月末には、私が図書館に行ってる間に入り込み、男までも連れ込んでいた。

そのことに怒りが湧き警察を呼んだ。

遠藤たちは警察に連れていかれた。

そして、彼女たちは私に報復を始めた。

私が一人暮らしをしている理由、即ち、5年前の事件を調べて全校に暴露した。

こうして、何もかも中学時代に戻った。

だが、それでもいいと思った。

友達を欲しがるようじゃだめだ。

自分を救えるのは自分だけ。

自分の力で強くなり、事件の残した傷を乗り越える。

その為には友達なんていらない。

むしろ敵でいい。

戦うべき敵―――――周囲全てが、敵・・・だと思っていた。

「いたって正気だが?」

「そっか、知らないのか。なら教えてあげるよ。朝田さんはね、人殺しなんだよ。」

遠藤は薄気味悪い笑みを浮かべて言う。

私をとことん追い詰めようとしているんだろう。

「それがどうした?」

「分かんないの?人殺しだよ?気持ち悪いでしょ?それとも何?信じてないの?」

「いや、信じるもなにも朝田さんから直接その話を聞いたし」

その言葉に遠藤たちだけでなくクラス全員が驚いた。

「な、なら、どうして」

「仲良くするのか?答えは簡単だよ。お隣さんで友達だから。これ以上になんか理由ある?」

友達。

いらないと思っていたのに秋人に言われると悪い気はしない。

むしろ嬉しい。

秋人なら私の本当の友達になってくれる。

そう思える。

「よし、それじゃあ、朝田さん学校案内頼むね」

「え、えぇ」

秋人に声を掛けられ慌ててしまう。

秋人は鞄を手に取ると私の手を掴み教室を出る。

手を掴まれ一瞬心臓が高鳴った。




「その、よかったの?」

学校案内が終わり今度はスーパーまでの道のりを教える、もとい、案内した。

特に買うものはないが聞きたいことがあったからついてくことにした。


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