暁 〜小説投稿サイト〜
学園黙示録のシリアスブレイカー
学級崩壊とはこの事かwww
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
話げんかに参加しだし、なんか3人仲良く教室を出て行った。
え?なにこれ?

「…………あの3人は評点1、と…………」
「むちゃくちゃね、あんた!」
「うるせぇっ!俺の授業を途中で抜け出す奴なんか、皆死んでしまえばいいんだぁ!!」
「ちょっ……半泣きにならないでよ!」

くそったれぇっ!絶対に許さん!麗なんか留年したら、これで2回目だろ!?はっはっはぁ!後悔しろ、コオロギ娘!!
結局あの3人が出て行った後は特に何かが起こるわけでもなく、比較的平凡に授業が進んでいった。

時折『大人げない』とか、『教師の汚さを垣間見た』とか聞こえたけど、全く恥ずかしい幻聴だ。
しかし小室たちが逃げ出した理由は、もうすぐに近づいていた。











『全校生徒に報告します!校内で、暴力事件が発生中です!生徒は先生の指示に従って避難してください!』

突然校内スピーカーから流される放送。
暴力事件?怖すぎワロタwww

とにかく巻き込まれないようにしないとなwww最悪ここのガキどもを盾にしようwww

『ひっ!や、止めてくれ!助け―――――ギャァァァァァッ!!』

…………え〜……何この放送…………。
先ほどまで面白半分で放送を聞いていた生徒たちも、一斉に顔を青ざめさせる。

そして沈黙。
スピーカーから断末魔の叫びが聞こえなくなると、まるで世界からこの空間だけが隔離されたような感じを受ける。

だが次の瞬間―――――

『うわぁぁぁぁぁぁぁっ!!』

生徒たちが一斉に外めがけて走り出した。
それは人間の恐怖から逃げようとする本能であり、仲の良かった友達を蹴落としてでも生き延びようとする、人間の醜い本性をむき出しにしていた。

「…………」

そして誰もいなくなった教室にポツンと取り残される俺www
何このボッチ的な感じwww

もう知らんwwwどうにでもなっちまえ、こんな学校www

「ふー……あ、煙草切れた」



[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ