学級崩壊とはこの事かwww
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けるな!小室だって何か理由があるかもしれないだろ!」
『…………』
俺の言葉に、生徒たちはシン……と静まり返る。
「俺はそんな器量の小さい人間に、お前らはなってほしくない…………」
「あんた…………」
最後に俺が悲しそうに言うと、高城は見直したように俺を見る。
「だから―――――
今から小室が返事するまで、延々呼び続けますwww」
『え?』
俺の言葉にキョトンとする生徒たち。
俺との付き合いが長い奴ら―――高城と宮本、平野―――が一斉に耳を塞いだ。
ちっ……勘がいい奴らめwww
ならそのバリケードをも突破するような大声で叫び続けるのみよっwww
「こぉぉぉぉぉぉむろぉぉぉぉぉぉ!!こぉぉぉぉぉぉむろぉぉぉぉぉぉ!!こぉぉぉぉぉぉむろぉぉぉぉぉぉ!!こぉぉぉ―――――」
『しつこいっ!!』
雄叫び続ける俺に、宮本と高城が筆箱を投擲。
それはだんだんと俺の顔面に近づいて―――――
「グハァッ!!」
◆
「さて、十分楽しんだので、授業を始めます」
「私たちは楽しくなかったわよ」
なんか高城が言っているけど、まったく聞こえない。
ちなみにだが、俺は歴史の教師だ。
この子たちをどう染めるかは、俺次第ってことさwww
「…………っとその前に……煙草煙草」
もう短くなっていた煙草を携帯灰皿の中に入れ、新しい煙草を口にくわえる。
ふっ……なんてできた社会人なんだ…………。
「ちょっと……教室で煙草はやめてよ」
「教科書137ページを開けろ〜」
「無視しないでよ!!」
うるさいコオロギだな。
「今日は第二次世界大戦のアジア・太平洋戦線……つまり大東亜戦争の話だ。そして今日は右巻きでいきますwww」
この右巻きっていうのは、右翼的思想ってことだ。
たまに左巻きの授業もしているが、左翼的のほうが他の教員の受けがいい。
何でだろうねwww
「―――――ということで、つまり大東亜戦争は完全な自衛戦争であり、白人至上主義国の陰謀で大戦に突入させられたのであって―――――」
「おかしいニダ!チョッパリは同胞をたくさん殺したニダ!」
「はい、ちょっと黙っててね〜www」
そんな感じで授業を進めていると、誰かが盛大に音を立てながら教室に入ってきた。
入ってきたのは小室だった。
「おいこら小室wwwテメエ、誰の授業をサボって―――――」
「こい、麗!」
「ちょっ!?何すんのよ!?」
…………あれ?俺のこと無視?
小室は麗を教室の外に連れ出したいみたいだが、麗が抵抗して中々連れ出せない。
そこに腐れイケメ……ゴホンゴホン!井豪も痴
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